Kindroidのグループチャットの使い方|複数キャラの会話と記憶設定

Kindroidで複数のAIキャラと話すグループチャットを、公式ガイドから紹介。共通の背景と場面、自動・手動の発言順、個別会話との短期記憶の共有と長期記憶・学習メモの違いを整理します。

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Kindroidのグループチャットでは、複数のAIキャラと同じ会話に参加できます。一人ずつ話すだけでなく、相手同士のやり取りを読んだり、次に答えてほしい相手を選んだりできる機能です。

始めるときは、参加するキャラの選択に加えて、全員が知っている背景、発言する順番、個別会話との記憶の共有を決めます。とくに、短期記憶の共有と、長期記憶を作る設定は別です。グループだけで完結するつもりの会話なら、記憶に関する項目を分けて確認したいところです。

表紙はAI生成の架空の会話風景です。Kindroidの画面や生成結果ではありません。

利用条件とグループの作り方

公式のGroupchatsガイドでは、グループチャットは有料契約者向けの機能として案内されています。Subscriptionsによると、3日間のプレミアムトライアルにも含まれます。

新規アカウントの無料プレビューとは別です。トライアルは決済方法の登録が必要で、期間内に解約しないと定期購入へ移行します。料金は国や購入元によって異なるため、申し込み画面で総額と更新条件を確認してください。

利用規約では18歳以上で、居住地の成人年齢がそれより高い場合はその年齢を満たす必要があります。

公式ガイドが案内する作成の流れは次のとおりです。

  1. 「Chat」の会話一覧で「+」から「New group chat」を選びます。
  2. 参加させたいKindroidを選びます。1グループに参加できるKindroidは最大10体です。
  3. グループの名前や共通の背景を設定して作成します。
  4. 作成後の調整は、グループ上部か「Groups」一覧の「…」から開く「Group settings」で行います。

最初から上限まで集めるより、まず少人数で発言順を確かめると、誰の返事を待っているか追いやすいと思います。自分の相手をまだ作っていない場合は、Kindroidの始め方と性格・記憶の設定で作成の流れを紹介しています。

全員に共通する背景と場面の設定

それぞれのKindroidは、自分の背景や記憶を参照します。一方で、同じグループに入っただけで、他のKindroidの背景設定まで読めるわけではありません。

相手同士の関係や、全員が知っていてほしい事情は「Group context」に書きます。各キャラの設定を丸ごとコピーするより、グループの会話に必要な共通部分をまとめるとよいです。

設定欄 書く内容
Group context 全員が共有する背景や関係、会話の前提
Group Directive 全員の返答に共通して希望する書き方
Scene 今いる場所、時間、服装、していることなど

「Group Directive」は、各Kindroid自身の指示に追加される、グループ全員への強い指示です。たとえば文章の形式をそろえたいなら、次のように希望を伝えられます。

日本語で、短い段落にまとめて返答する。
動作を添える場合も、誰の行動か分かるように書く。

これは入力の例で、実際の返答ではありません。相手の性格は個別の設定に残し、グループ全体でそろえたいことだけをここへ書くと整理しやすいです。

場所や時間を変えたいときは「Scene」を使えます。人物同士の関係と、今だけの場面を分けておくと、後から場面を変更するときにも見直す箇所が分かります。

Group contextは共通の背景、Group Directiveは全員への返答の希望、Sceneは今の場面を設定する説明図

公式ガイドをもとにした自作説明図です。実際の設定画面ではありません。

自動進行と手動の発言順

発言順は「Automatic」と「Manual」の2種類です。「Group settings」の「Settings」にある「Turn Taking Style」で切り替えられます。会話上部の「…」にある「Auto replies」または「Manual replies」からも変更できます。

相手同士の会話を読むAutomatic

Automaticでは、自分がメッセージを送った後、AIが次に発言する相手を決めます。1回の進行で続く返答は、参加しているKindroidの数までで、最大5件です。全員が必ず一度ずつ話すという意味ではなく、途中で自分に順番が戻ることもあります。

話しかけたい相手を指定するときは「@名前」のメンションを使えます。公式ガイドでは、名字・名前・両方のいずれでも指定でき、英字の大文字と小文字は区別しないと案内しています。

入力欄の上にある「Pause conversation」は、その回の進行を止める操作です。「Continue conversation」を選ぶと、自分が新しい文を送らずに、次の進行を始められます。読むのが追いつかないときは止めて、返したいところで自分の言葉を挟むとよいです。

答えてほしい相手を選ぶManual

Manualでは、次に発言するKindroidを自分で選びます。入力欄の上に並ぶ相手のアバターを押すまで、返答は始まりません。

すでに文字を入力している場合は、アバターで相手を選び、そのメッセージを送ると選んだ相手が答えます。一人の話を聞いてから別の相手へ質問したいときや、返事の順番を自分で決めたいときに向いています。

相手同士の流れを読みたいならAutomatic、会話へこまめに参加したいならManualから試す、という選び方ができます。

AutomaticはAIが次の相手を選び、Manualは利用者がアバターから選ぶ発言順の比較図

公式ガイドをもとにした自作説明図です。自動進行は参加Kindroid数までで、1回最大5返答。途中で自分に順番が戻る場合もあります。

個別会話と短期記憶を共有する設定

「Share Short Term Memory」は、グループと個別会話の直近のやり取りを、双方向で参照できるようにする設定です。公式ガイドでは、初期状態はオフと案内されています。

オンにすると、グループで返答するKindroidは、その相手と自分との個別会話の直近の内容を参照できます。個別会話へ戻ったときも、最後に活動したグループの最近の内容を参照できるようになります。

ただし、参照できることと、その話題が毎回優先されることは別です。公式は、グループの出来事を個別会話で思い出してほしい場合、何について話しているか具体的に尋ねるよう勧めています。個別会話を続けると、グループの直近の記憶は徐々に薄れるとも説明しています。

一対一で話した内容をグループへ持ち込みたくないなら、安易にオンにせず、どうつなげたいかを先に考えるのがよいです。ただし、このスイッチをオフにするだけで、記憶がすべて分離されるわけではありません。

長期記憶と学習メモは別に確認する

グループの設定には、短期記憶の共有とは別に、次の項目があります。

  • 「Memory Formation」:グループの会話から長期記憶を作るか
  • 「Update Individual Learned Context」:参加しているKindroidの学習メモを更新するか
  • 「Memory Recall」:グループで返答するときに長期記憶を呼び出すか

短期記憶の共有、長期記憶の作成、個別の学習メモの更新、長期記憶の呼び出しを分けた説明図

公式ガイドをもとにした自作説明図です。短期記憶の共有だけでなく、長期記憶と学習メモの設定も分けて確認します。

公式ガイドでは、グループの会話は初期状態で各Kindroidの長期記憶へまとめられると説明しています。短期記憶の共有がオフでも、この長期記憶やLearned Contextの更新は別に扱われます。

また、グループ側の設定だけでなく、各Kindroid自身の設定も関係します。長期記憶を作る設定が個別に無効なら、その相手のグループでのやり取りも長期記憶には追加されません。長期記憶の呼び出しにも、各Kindroid自身のMemory recall設定が適用されます。Learned Contextの更新にも、その相手自身のLearned Contextが有効である必要があります。

Learned Contextは、関係性や大切な事実、進行中の話題などを、会話に応じて更新するメモです。公式のMemoryガイドでは、閲覧・編集や無効化ができ、古い内容が外れることもあると説明しています。残しておきたい設定を、全部この自動更新へ任せるものではありません。

「Memory Recall」をオフにした場合も、Journalの呼び出しまで一緒に止まるわけではありません。記憶の作成、呼び出し、学習メモ、短期記憶の共有は、それぞれ分けて確認してください。

グループの話を一対一の続きとして楽しみたいのか、その場だけの別の会話にしたいのか。始める前にここを決めて、グループと個別の両方の設定を確認すると、意図しない話題の持ち越しを避けやすくなります。

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