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キャラぷ・zeta・fiabaiで自分のキャラを作る|作成画面の違いと選び方
キャラぷ・zeta・fiabaiでキャラを作る画面を比べました。作品の単位、設定を書く欄と字数、AIの作成補助、公開後に変えられない設定を対比表と画面付きで紹介します。
この記事の目次
日本語で使いやすいAIロールプレイチャット3選では、遊ぶ側からキャラぷ・zeta・fiabaiを比べました。今回は作る側です。3つのサービスで作成画面を開いて、何を入力するのか、AIにどこまで手伝ってもらえるのかを見比べました。
画面を並べると、入力欄の数より先に「何を1つの作品として作るか」が違います。そこから順に見ていきます。
1つの作品として作るもの
キャラぷは、作り始める前にモードを選びます。「+キャラ作成」を押すと、ビジュアルノベル・ストーリー・トークの3つが出てきます。トークは推しとの1対1のおしゃべり、ストーリーはロールプレイやシミュレーション向けで、モードによって入力する項目が変わります。
zetaの作品の単位は「プロット」です。2026年3月にキャラクターから名称が変わり、キャラはプロットの登場人物という扱いになりました。1つのプロットに10人までキャラを追加できます。
fiabaiはキャラとシナリオを別々に作ります。キャラには人柄や口調だけを書き、いつ・どこで・どんな関係で会うかはシナリオに書きます。1人のキャラにシナリオを何本も足せるので、同じキャラを別の場面で遊ばせられます。複数のキャラが出る長い話は「物語」という別の形式で作ります。
作成画面の対比表
画面とお知らせで確かめられた項目だけを並べました。
| キャラぷ | zeta | fiabai | |
|---|---|---|---|
| 作品の単位 | キャラ(3つのモードから選ぶ) | プロット(キャラは10人まで) | キャラ+シナリオ。複数キャラは物語 |
| 人柄・設定を書く欄 | トーク:プロンプト2,000字/ストーリー:キャラ設定と特徴4,000字 | プロンプト全体で2,400字 | キャラクター設定 |
| 話し方の手本 | トーク:チャット例2,000字/ストーリー:3つ(各500字) | 状況例2,000字(全体の字数とは別) | 基本対話例3つ、口調差分 |
| 始まりの場面 | ストーリー:最初の一言1,000字。初期設定を複数持てる | イントロ1,500字 | シナリオの「始まりの場面」 |
| キーワードで呼び出す設定 | キーワードブック | 設定集(5つまで連動) | 世界知識、物語のロアブック |
| 展開の作り方 | ビジュアルノベル:選択肢・ルート分岐・好感度 | スタイル:選択肢の提示、難易度、展開速度など | フェーズで場面を区切る |
| AIの作成補助 | 設定・チャット例・最初の一言の自動作成 | 「AIとプロットを作成」 | アリスが質問しながら下書き |
| 公開範囲 | 公開/非公開/リンク公開 | 公開するかを選ぶ | シナリオ・物語:公開/限定公開/非公開 |
字数の上限は書く量の目安になります。キャラぷはモードで上限が変わり、ビジュアルノベルのプロンプトは5,000字です。fiabaiのガイドにはキャラクター設定の上限が書かれておらず、テンプレートの見出しを埋めると15〜25行ほどになると案内されています。
キャラぷ:モードで入力する量が変わる
トークの作成画面はプロフィール・キャラ設定・メディア・登録の4つのタブです。キャラ設定ではイントロとチャット例を書き、プロンプトは「自動作成」に任せることもできます。イントロとチャット例を先に入れておくと、そこからプロンプトを作ってくれる仕組みです。
ストーリーではタブが6つに増えます。キャラ設定のタブでテンプレートを選び、4,000字までのキャラ設定と特徴、3つまでのチャット例を書きます。どちらにも自動作成のボタンがあります。
キャラぷのストーリー作成画面(キャラ設定タブ)。右側のプレビューに最初の一言とおすすめ回答が表示されます。
初期設定のタブでは、最初の一言(1,000字)とユーザーの役割や世界観を書きます。「+設定を追加」で初期設定を複数持てるので、1人のキャラに別の始まり方を用意できます。詳細設定にはキーワードが会話に出たときに情報を呼び出すキーワードブックと、チャット中に使えるショートカットの登録があります。
選択肢やルート分岐のある話を作りたいならビジュアルノベルです。公式の発表では、分岐をフローチャートで組み、好感度などのステータスも設定できると案内されています。この記事ではビジュアルノベルの作成画面は確認していません。
zeta:AIの案を選びながらプロットを組み立てる
zetaの「AIとプロットを作成」は、質問に答えて案を選んでいく作り方です。
まずジャンルを選び、作りたいコンセプトを200字までで書きます。するとAIがシチュエーションを4つ提案するので、1つ選びます。案はそれぞれ編集でき、自分で入力することもできます。続けて背景ストーリー、登場キャラ、画風を選んでいくと、キャラの画像まで作られます。
zetaの「AIとプロットを作成」。コンセプトを書くと、AIがシチュエーションの案を出してくれます。
最後まで進むと、通常のプロット作成画面に入力済みの状態で戻ります。題名や説明、キャラ、イントロが入っているので、ここから自分で直していけます。
通常の作成画面にはプロンプト・設定集・スタイル・プラグイン・イントロ・紹介・設定のタブがあります。スタイルのタブでは、ナレーションの視点や時制、応答の長さ、文章スタイルなどをボタンで選べます。文章で指示を書かなくても語り口を決められるのはzetaらしいところですね。
スタイルタブ。難易度や展開の速さ、視点などをボタンで選びます。
設定集は、登録したキーワードが会話に出たときにその内容をAIに伝える機能です。1つのプロットに5つまで連動でき、ほかの作品でも使い回せます。
fiabai:キャラを作ってからシナリオを足す
fiabaiのキャラ作成画面は1枚のフォームで、右側にアリスとの対話欄があります。作成に必要なのは名前とキャラクター設定だけです。
ここでは例として、夜行の寝台列車で働く車掌のキャラを作ります。アリスに「夜行の寝台列車で働く若い車掌。口数は少ないけれど、乗客の様子をよく見ていて、困っている人には言葉より先に手を貸すタイプ」と送ると、名前を聞かれました。おまかせと答えると、名前と、外見・性格・背景・口調に分けたキャラクター設定がフォームに入ります。
fiabaiのキャラ作成画面。アリスとのやり取りから、名前とキャラクター設定の下書きがフォームに入りました。
入った下書きはそのまま書き換えられます。アシストは無料ですが、1日に使える回数に上限があります。
キャラクター設定には誰と会っても変わらない部分だけを書き、関係や出来事はシナリオ側に書くよう案内されています。今回の車掌なら、観察眼や丁寧な口調はキャラに書き、「終着駅に着くまでに切符をなくした乗客と一緒に探す」という話はシナリオに書きます。
シナリオは「どんな話?」から「タイトルと公開」までの6ステップです。最初のステップでもアリスに相談でき、世界観、キャラに伏せておく裏設定、関係、始まりの場面までまとめて下書きしてくれます。展開を場面ごとに区切りたいときは、進め方のステップで「フェーズで進める」を選びます。
作成後のキャラには、話し方の手本になる基本対話例(3つまで)や、怒ったときなどの口調を決める口調差分を足せます。キャラを公開するには画像が必要です。
公開する前に確かめたい設定
3つのサービスとも、あとから変えられない設定があります。
- キャラぷ:登録タブの安心フィルター(「どなたでもご利用いただけます」か「センシティブなキャラです」)は、一度設定すると変更できません。
- zeta:設定タブで「他のユーザーにプロットを公開する」をオンにすると、非公開には戻せません。
- fiabai:ほかの人が会話を始めた作品は削除できません。非公開に戻すことはできます。シナリオと物語にはURLを知っている人だけが開ける限定公開もあります。
友だちにだけ見せたいなら、キャラぷのリンク公開やfiabaiの限定公開から試すと安心です。
作りたいものから選ぶ
推しとの1対1のおしゃべりを手早く作りたいなら、キャラぷのトークが入力項目が少なく始めやすいです。選択肢や分岐のあるノベルを作りたいなら、キャラぷのビジュアルノベルが合います。
作りたいものがまだぼんやりしているなら、zetaの「AIとプロットを作成」で案を選びながら形にしていけます。複数のキャラが出る話を1つのプロットにまとめたい人にも向いています。
fiabaiにも、ジャンルを選んで案を直していくと、キャラ設定から始まりの場面までそろう「アリスと作る」があります。実際に作った流れは「アリスと作る」の使い方で紹介しています。
1人のキャラを、別の場面や関係でも遊ばせたいならfiabaiです。キャラを1回作れば、シナリオを足すたびに新しい場面で会えます。場面ごとに展開を組みたい人は、フェーズまで作ってみてください。
fiabaiでの作り方はキャラを作るとシナリオを作るの公式ガイドに詳しく載っています。