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fiabaiでAIキャラとシナリオを作る方法|「アリスと作る」の使い方

fiabaiの「アリスと作る」を使い、ジャンルと短いイメージからAIキャラとシナリオを作りました。案の選び方と直し方、自動で書かれるキャラ設定や始まりの場面、作った後の公開とインクまで画面付きで紹介します。

fiabaiでAIキャラとシナリオを作る方法|「アリスと作る」の使い方
この記事の目次

閉館後の水族館で、口数の少ない飼育員と話す。そんな短いイメージだけを持って、fiabaiの「アリスと作る」で作品を作ってみました。

アリスが出す案を選んで、気になるところを直していくと、相手のキャラ設定と始まりの場面、感情の設定までそろったシナリオができます。自分でフォームを埋めていく作成画面とは進み方が違うので、実際に作った流れを画面付きで紹介します。キャラぷ・zetaも含めた作成画面の違いは作成画面の比較記事でまとめています。

「アリスと作る」は創造ページから始める

fiabaiにログインして「創造」を開くと、上に「アリスと作る」のカードがあります。「始める」を押すと、アリスとのやり取りが始まります。

fiabaiの創造ページの上部にある「アリスと作る」のカードと「始める」ボタン

最初に選ぶのは人数です。「1人とじっくり」はキャラ1人とシナリオを、「複数のキャラが出る物語」はキャラ2〜4人と物語の第1章を作ります。今回は飼育員と二人で話す作品にしたかったので「1人とじっくり」を選びました。

アリスが人数を尋ねる画面。「1人とじっくり」と「複数のキャラが出る物語」の2つから選ぶ

始められるのは1日3本までです。画面の下に今日あと何本始められるかが出ます。途中でやめた作品は続きから再開できます。

ここから先は「ジャンル」「コンセプト」「シチュエーション」「舞台」「キャラ」「始まり」「仕上げ」の7段階で進みます。

ジャンルと相手の性別を選ぶ

ジャンルは17種類から5つまで選べます。選んだジャンルはそのまま作品のタグになります。今回は「日常」と「お仕事」にして、相手の性別は「男性」にしました。

ジャンル選択の画面。「日常」と「お仕事」に印が付き、相手の性別は「男性」を選んでいる

次のコンセプトでは、どんな話にしたいかを200字以内で書きます。空欄のままでもアリスが考えてくれますし、例文を押して欄に入れることもできます。今回はこう書きました。

閉館後の水族館で会う若い男性の飼育員。口数は少ないけれど魚の話になるとよく話す。主人公は閉館間際に忘れ物を取りに来た客。青い水槽の前で少しずつ打ち解ける、静かな日常の話にしたい。

相手の性格と、自分の立場と、どんな雰囲気にしたいか。この3つを入れておくと、後の案がイメージからずれにくいと感じました。

シチュエーションは案を選んで直せる

コンセプトを送ると、アリスがシチュエーションを4つ出してくれます。今回の案は「ペンギンの餌やり」「クラゲの部屋」「バックヤードの地図」「大水槽の影」でした。

選んだのは「クラゲの部屋」です。忘れ物を探して迷い込んだ主人公に、照明を点検していた飼育員が無言で出口を指す。主人公がクラゲの飼い方を尋ねると、彼が足を止めて説明を始める、という案でした。

案の右にある鉛筆を押すと、その場で文を直せます。魚の話になるとよく話す、という部分をもう少し出したかったので、最後を「閉館後にだけ見られるクラゲの様子を静かに話し始める。」に書き換えて「決める」を押しました。

シチュエーション案「クラゲの部屋」の文を編集している画面。下に「決める」ボタンがある

鉛筆を押すと、題名と本文をそのまま書き換えられます。

どの案もしっくりこないときは「ほかの案」で出し直せます。今回の画面では残り3回と表示されていました。一から自分で書きたいときは「自分で書く」も選べます。

舞台では話を動かす事情を選ぶ

舞台の段階では、選んだシチュエーションを取り巻く事情が3案出ます。世界の決まりと、話を外から動かす出来事が入った案です。

今回は「再開予定のない特別展」を選びました。クラゲの部屋は終わった特別展の名残で、飼育員の希望で残されている。でも来月末の理事会で存続が決まる、という内容です。静かな話でも、今のうちに見ておきたいという理由ができるので、会話に少し切なさが出そうだと思って選びました。

キャラのカードを確かめて、性格を一文足す

キャラの段階では、主人公と相手のカードが出ます。主人公は名前を空欄のままでも遊べて、立場には「閉館間際に忘れ物を取りに来た客」と入っていました。

相手は「梶山 湊」、26歳、クラゲ担当の飼育員です。性格と主人公との関係もアリスが書いてくれます。

主人公と相手のキャラのカード。相手の名前は梶山 湊、26歳、男性、役割は水族館の飼育員

最初の口調をはっきりさせたかったので、性格の欄の最後に「初対面の相手には敬語で、短く答える。」と足しました。カードを直したら「これで決める」を押します。

すると、外見、性格、動機、口調、語彙、感情の表し方などに分かれたキャラ設定が書かれます。梶山の場合は、一人称は「私」で基本は丁寧語、クラゲの話に夢中になると語尾が少し砕けるという口調になっていました。考え込むとエプロンの裾を指で折る、といった仕草も入っています。

キャラ設定は開いて読み、そのまま直せます。気に入らなければ「ほかの案」でカードから出し直すこともできます。

始まりの場面は台詞の話し手を確かめる

始まりの場面も自動で書かれます。キャラの台詞は「@名前: 」で始まる行がそのキャラの吹き出しになり、地の文とは空行で分けます。

今回の場面では、主人公が声をかける「……あの」と「クラゲって、どうやって飼うんですか」が、梶山の台詞として書かれていました。このままだと、飼育員が自分でクラゲの飼い方を尋ねる場面になってしまいます。

そこで2行の「@梶山湊: 」を外し、「あなたは思いきって声をかけた。」という地の文と、主人公の台詞1行にまとめました。

始まりの場面の編集欄。「あなたは思いきって声をかけた。」の後に主人公の台詞が続き、梶山の台詞は「@梶山湊:」で始まっている

直した後の始まりの場面。主人公の台詞には「@名前: 」を付けていません。

読むだけなら気づきにくいところなので、できた場面は「@」の付いた行を一度見ておくと安心です。

仕上げで題名と感情の設定を見る

最後の仕上げでは、題名、世界観、フリートークの設定、二人の関係、感情の設定、タグがまとめて出ます。今回の題名は「青い水槽の夜ふかし」でした。

感情の設定は、会話が始まるときのキャラの気持ちを0〜100で決める欄です。梶山は信頼25、興奮15、羞恥20、抵抗60で始まり、気持ちが動くきっかけも書かれていました。初対面の客に少し身構えている、という出だしです。

中身を確かめて「作る」を押すと完成です。

できあがったら、さっそく遊んでみる

完成画面には「さっそく遊ぶ」「画像を作る」「編集画面で直す」「展開(フェーズ)を足す」が並びます。

完成画面。シナリオ「青い水槽の夜ふかし」、登場は梶山 湊。非公開で作られたことと、画像を付けると公開できることが表示されている

作品は非公開で作られます。ほかの人にも遊んでもらいたいときは、画像を付けてから編集画面で公開します。画像は「画像を作る」で生成しても、自分で用意したものを付けても構いません。

フェーズを足すと、作者が決めた展開に沿って進む遊び方も選べるようになります。フリートークとフェーズの違いは遊び方の記事で紹介しています。

「さっそく遊ぶ」を押すと、始まりの場面から会話が始まりました。こう送ってみます。

「閉館後にしか見られないなら、もう少しだけ見ていってもいいですか?」水槽の前で足を止める。

会話画面。梶山がクラゲの種類や傘の欠けた部分を説明している

梶山はすぐには答えず、エプロンの裾を折り曲げてから「……構いません」と返してきました。そこからミズクラゲの傘の縁が欠けている理由や、水温と塩分濃度の話が続きます。最後には「……来月末に、この部屋をどうするか決まるんです。だから今のうちに見ておいてもらえると、助かります」と、舞台で選んだ事情にも触れていました。

口数が少ないのにクラゲの話になると止まらない、という最初のイメージがそのまま出ていて、一通目から続きを書きたくなる返事でした。

作る前に知っておきたいこと

インクのガイドでは、キャラやシナリオを作ること自体は無料と案内されています。遊ぶときの返答には、通常の会話と同じくインクを使います。基本は1通1インクで、選んだモデルによって上乗せがあります。画像を生成する場合も、キャラ・シナリオの画像は1枚4インクかかります。

公開する前には、作品のページに何が表示されるかも見ておきましょう。公開の手順は公式の公開ガイドにまとまっています。

ぼんやりしたイメージから作りたいときに

自分で設定を一から書くのは大変でも、案を選んで直すだけなら気軽に進められます。直したのは、シチュエーションの最後の一文、性格の一文、始まりの場面の話し手の3か所でした。それだけで、話してみたい相手と場面がそろいます。

好きな場面が一つ思い浮かんだら、fiabaiの創造ページから「アリスと作る」を始めてみてください。遊び始めてから返事に迷ったときは、ロールプレイの返し方の記事も参考になります。

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