AIに小説の続きを頼むには?キャラ設定・あらすじ・推敲の進め方

AIに自作小説の続きを頼みたい人向けに、キャラ設定と直前の本文の渡し方を紹介。あらすじの選択、一場面ずつの依頼、設定資料の整理、書き換え前の推敲、投稿先のAI利用ルールまでまとめます。

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自分のキャラで小説を書きたいとき、AIに頼む範囲はいくつかあります。展開の案だけ相談する、書きかけの続きを出してもらう、自分で書いた文章の気になるところを見てもらう。本文をどこまで自分で書きたいかによって、依頼も変えられます。

この記事では、ChatGPTやClaudeのような文章で相談できるAIを使い、設定を渡して一場面ずつ進める方法を紹介します。依頼文は自分の創作に合わせて使うひな形です。特定の作品や作家の文体を再現するものではありません。

表紙は、夜間の水族館を想像しながら物語を考える生成イメージです。実際のAI画面や、生成された小説の再現ではありません。

AIに任せる範囲を決める

書き始める前に、今回何を手伝ってほしいかを一つ選びます。

頼みたいこと 依頼に入れる内容
展開の候補が欲しい 案の数、変えたくない設定、本文はまだ書かないこと
書きかけの続きが欲しい 直前の本文、次に起こしたいこと、どこで止めるか
自分で書いた文章を見直したい 確認してほしい点、書き換えてよい範囲

自分でセリフを書きたいなら、展開の候補だけ頼んでも構いません。「小説を書いて」という依頼にまとめず、「今は本文を出さず、次の行動案を考えてほしい」と伝えられます。

投稿サイトや公募へ出す予定がある場合は、この段階で応募要項も見てください。AIに本文を書いてもらえるかどうかと、その作品を応募できるかどうかは別です。

変えたくない設定を短く渡す

長い設定資料がある場合も、まず今回の場面で外したくないことを拾ってみます。主人公の目的、相手との関係、すでに起きたこと、まだ明かしたくないことなどです。

決定済みの設定と、候補として相談したい内容は分けておきます。迷っている案まで確定事項として渡すと、その案を前提にした続きを選ぶことになります。

決まっている人物・関係性・場所と時間・直前の出来事と、まだ迷っている案を分けた設定メモ

設定メモの項目を整理した説明図です。アプリの実画面ではありません。

次のひな形は、場面の相談にも本文の依頼にも使えます。空欄を埋めるために、新しい設定を無理に作る必要はありません。

自作小説の執筆を手伝ってください。

【今回頼みたいこと】
[展開の相談、続きの本文、推敲など]

【決まっている設定】
登場人物:[この場面に必要な人物と目的]
関係性:[互いに知っていること、今の距離]
場所・時間:[場面の条件]
直前までの出来事:[採用済みの内容]

【変えたくないこと】
[性格、出来事の順序、まだ明かさない情報など]

【まだ迷っていること】
[相談したい点。確定設定と分ける]

設定にないことを補う必要があれば、
採用済みの設定と区別して提案してください。

人物の気持ちが決まらず止まっているなら、キャラ同士の関係性を考える方法も使えます。すべての生い立ちを埋めるより、今回の相手に何を言いたいか、何を言えないかを決める方法です。

あらすじを選んでから本文を頼む

展開がまだ決まっていないときは、まず違う方向の案を比べてみてください。

上の設定を使い、次の一場面の展開を3案出してください。
各案は「起こること」「人物が選ぶ行動」
「場面の終わり」の3項目で短く書いてください。
新しい設定が必要な場合は、その点も示してください。
まだ小説本文は書かないでください。

案を読むときは、好みの出来事だけでなく、キャラがその行動を選びそうかを見ます。好きな展開でも、関係性や時間の順序に合わなければ、その点を直してから本文へ進められます。

採用する案が決まったら、「この案を使う。ただし、この行動は変えたい」と伝えます。複数案の一部を組み合わせてもよいですが、何を採用したかは書き直して残しておくと、次の依頼で参照できます。

AIが加えた案を、すべて自分の作品の設定に入れる必要はありません。今回は使わない案を決めることも、続きを選ぶ作業の一部です。

設定メモを渡す、展開案を選ぶ、一場面の本文を頼む、採用した本文を保存する、という執筆の流れ

この記事で紹介する進め方の説明図です。一度に完成稿を作るのではなく、採用する内容を選びながら進めます。

続きは一場面ずつ依頼する

書きかけの小説を続ける場合は、設定メモに加えて直前の本文を渡します。そのうえで、誰の視点で書くか、どの出来事まで進めるかを指定します。

採用した設定と、下に貼る本文の続きとして、
次の一場面を書いてください。

視点:[一人称・三人称、視点人物]
この場面で起こること:[採用した展開]
止める位置:[今回どこまで進めるか]
分量の目安:[希望を書く]
変えたくない口調や呼び方:[必要なもの]

直前の場面を最初から書き直さず、
続きから始めてください。

【直前の本文】
[ここに自分の本文を貼る]

分量は依頼の目安として扱い、厳密な文字数が必要なら出力後に数えて調整します。口調や視点、場面の終わり方も、指定しただけで必ず守られるものではありません。

読んで気に入った部分があれば、そのまま次へ進む前に、自分の原稿として残す文章を選びます。後で直した版と最初の版が混ざらないよう、採用する本文は手元の文書にまとめておくとよいです。

長く続けるときは、人物の呼び方や、すでに明かした情報も更新します。「次に渡す短いあらすじ」と「完成した本文」を分けて保存しておくと、新しい会話で再開するときにも使えます。

作者が候補の紙と原稿用の紙を分け、架空の成人の水族館案内員を思い浮かべる生成イメージ

候補を選んで原稿に残す様子を描いた生成イメージです。水族館と案内員は架空で、実際の小説本文や応答の再現ではありません。

設定資料をまとめる機能を使う

同じ作品について何度も相談するなら、設定資料をまとめて置く機能もあります。

ChatGPTのProjectsでは、会話・ファイル・指示を一つのプロジェクトにまとめられます。作品の設定や採用したあらすじを資料として置き、作品ごとの指示を追加する使い方が考えられます。ファイル数などの条件はプランによって違います。

ClaudeのProjectsにも、資料とプロジェクトごとの指示を追加する機能があります。公式案内では新しいProjectsへの移行が段階的に進むと説明されています。機能や画面が違う場合は、自分に表示されるProjectsの案内を確認してください。

これらは資料を参照して相談するための機能です。すべての設定が毎回正確に反映される保証と考えず、今回守ってほしい条件は依頼文にも添えてみてください。使い始めに、AIが今回の場面で前提にしている設定を短く挙げてもらい、自分のメモと比べる方法もあります。

未公開原稿を送る前には、サービスのデータ設定と、プロジェクトの共有範囲も確認したいところです。たとえばChatGPTの学習に関する設定は、履歴を削除する設定とは別です。共同制作なら、ほかの作者の原稿を入力してよいかも先に相談してください。

推敲と投稿前の確認

自分で書いた部分を残したいなら、まず書き換えずに、気になるところだけ挙げてもらえます。

次の本文を、まだ書き換えずに確認してください。
見てほしいのは、視点の移動・設定の矛盾・
同じ説明の繰り返しです。

気になる箇所を短く引用し、理由を添えてください。
好みの問題で別案もあり得る場合は、
誤りと決めつけずに提案として分けてください。

【本文】
[見直したい文章を貼る]

提案を受けて直す場合も、全部を採用する必要はありません。語尾やセリフを整えた結果、そのキャラらしい言い方が消えていないか、自分の本文と比べてみてください。

公開するときは、利用したAIの条件に加えて、投稿先の規約や公募の応募要項を確認します。たとえばカクヨムのガイドラインでは、AIの利用状況に応じて「AI本文利用」「AI本文一部利用」「AI補助利用」のタグ付けを推奨しています。本文の大半を生成した場合と、アイデア出しや校正に使った場合では区分が違い、コンテスト・新人賞には別途応募要項があります。

初めて試すなら、書きたい一場面を選び、展開の相談か本文の続きのどちらかを頼んでみるのを勧めます。出てきた案のうち、自分のキャラと物語に残したいものを選び、採用した本文を保存するところまで進めれば、次の場面を考える材料になります。

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この記事を書いた人

saboten

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