NovelAIで 日本語の 小説を 書くには? 料金・モデル・設定の 残し方
NovelAIで日本語の小説を書きたい人向けに、無料体験と有料プラン、Erato向けの入力方法を紹介。Memory・Lorebookでの設定整理、続きを直す操作、原稿と履歴の書き出しもまとめます。
- 公開
- 読む時間
- 約8分
この記事の目次
NovelAIには、画像生成のほかに小説の続きを書くテキスト生成機能があります。エディターに自分の文章を入力し、AIが加えた続きを読みながら、残す部分を選んで書き進められます。
日本語で始めるときは、使うモデルとプランを先に確認したいところです。公式の日本語クイックスタートはErato向けで、利用にはOpusの契約が必要です。無料体験だけで同じ手順を試せるとは限りません。
この記事では、料金とモデルの確認、Erato向けの入力方法、人物設定を残すMemory・Lorebook、原稿の書き出しを紹介します。
表紙は、作者と想像の中の空中庭園・旅人を描いた生成イメージです。NovelAIの実画面や、実際の小説出力の再現ではありません。
日本語で 使う モデルを 確認する
公式の日本語クイックスタートでは、モデルをEratoに、プリセットを「小説家」に設定して始める方法が案内されています。プリセットは生成の設定をまとめたもので、モデルごとに用意されている種類が違います。
一方、現在のモデル一覧には、Xialong(夏龍)やGLM-4.6も掲載されています。GLM-4.6には日本語を含む多言語での生成の案内があり、XialongはGLM-4.6を物語向けに調整したモデルです。XialongもOpus限定です。
日本語のガイドに沿って設定したいなら、対象がEratoであることを確かめて進めてください。同じプリセット名や入力書式を、別のモデルでも共通に使えるとは考えないほうがよいです。
無料体験と 有料プランの 違い
公式の料金案内では、メール認証済みアカウントでログインすると、無料体験でテキストを50回生成できます。FAQによると、通常は一度だけの体験枠で、毎日補充されるものではありません。
有料プランは次の3種類で、いずれも契約期間中のテキスト生成は無制限です。小説を書く用途に関わる違いをまとめました。
| プラン | 公式の月額表示 | テキスト生成の主な条件 |
|---|---|---|
| Tablet | 10米ドル | 契約期間中のテキスト生成は無制限 |
| Scroll | 15米ドル | Tabletの特典に加え、扱える文脈の量が増える |
| Opus | 25米ドル | Xialong・Eratoを利用できる |
有料プランは支払いの30日後に更新され、解約しても支払い済みの期間が終わるまでは特典が残ります。円での請求額を固定して考えず、購入時の通貨・金額・更新条件を確認してください。
テキスト生成の回数が無制限でも、AIが一度に参照できる文章量には上限があります。この参照範囲をコンテキストと呼び、モデルやプランで条件が変わります。長編を保存できることと、冒頭から全設定を毎回参照できることは別です。
Anlasは画像生成などに使うサービス内通貨です。小説本文の生成回数と画像生成の残高を混同せず、まずは無料体験で文章の扱い方を見てみるのを勧めます。体験で選べるモデルと、有料契約後に使えるモデルは分けて確認してください。
Eratoで 書き始める
ここからの設定例は、公式の日本語ガイドが対象にしているErato向けです。
- ストーリーの右サイドバーで、AI ModelをEratoにする。
- Config Presetで「小説家」を選ぶ。
- エディターに、自分で書いた日本語の冒頭や書きかけの場面を入力する。
- Sendを押して続きを生成し、読んでから編集するか、もう一度Sendで先へ進む。
物語の概要から始めたい場合は、次のストーリーヘッダーも使えます。丸括弧の中を自作の内容に置き換えるひな形です。項目は省略できます。
[タイトル:(自分の作品名)]
[ジャンル:(書きたいジャンル)]
[タグ:(題材) (雰囲気)]
[あらすじ:(人物と、これから起こること)]
Eratoの日本語向け書式では、外側の角括弧とコロンは半角、タグの区切りは全角スペースとされています。タイトルやあらすじを本文の先頭に置きたくない場合は、Memoryへ移す方法も案内されています。
公式ガイドは、Memoryの末尾に***を付けることを勧めています。また、Eratoで始めるときのAuthor’s Noteは空欄にしておく案内です。最初からすべての設定欄を埋める必要はありません。
あらすじの案を相談してから本文を書きたい場合は、ChatGPTやClaudeに一場面ずつ頼む方法も紹介しています。NovelAIの本文入力と、チャットで依頼文を送る進め方を分けて選べます。
人物設定を Memoryと Lorebookに 残す
自作キャラの物語を続けるなら、本文とは別に設定を置ける場所を使えます。
Story Settingsの案内では、Memoryは舞台・主要人物・これまでの出来事などを残す欄です。進行に合わせて更新し、今の場面でも変えたくないことを短くまとめてみてください。
人物や場所が増えたときは、Lorebookに項目ごとの設定を置けます。基本の仕組みは、直近の文脈にActivation Keysで指定した語が出てくると、その項目の本文がAIに渡されるというものです。
| 置く場所 | 入れる内容の目安 |
|---|---|
| エディター本文 | これから続けたい場面の文章 |
| Memory | 主要人物や舞台、採用済みの重要な出来事 |
| Lorebook | 人物・場所・組織など、項目ごとに参照したい設定 |
本文と設定の置き場所を整理した説明図です。アプリの実画面ではありません。
LorebookのEntry Titleは整理用で、AIには見えません。項目名だけに人物名を書かず、Entry Textの中にも誰の設定かを入れます。Activation Keysには、その人物名や本文で使う呼び方を設定できます。
次は、人物の項目に書く内容を考えるためのメモです。特別な命令文ではなく、自分の設定を整理するひな形として使ってください。
名前:(本文で使う人物名)
役割:(物語での立場)
望んでいること:(今の目的)
関係性:(相手との関係と呼び方)
口調:(残したい話し方)
Lorebookは全項目がいつでも渡される仕組みではありません。名前の表記やキー、項目が有効かを確認し、古くなった関係性や出来事は更新します。Xialong・GLM-4.6とほかのモデルでは詳細設定にも違いがあるため、初めは基本の項目とキーから扱うのがよいと思います。
続きを 直す・別の 案を 出す
エディターの公式説明では、AIの生成文を自分で編集するほか、Retryで直前の生成をやり直せます。Undoは編集履歴を一つ戻し、Redoは一つ先へ進む操作です。Historyから、どの履歴を起点に続きを書くかも選べます。
展開は気に入っていて一言だけ変えたいなら、その箇所を編集する方法があります。別の展開も見たいときはRetryで候補を出し直せます。新しい候補を必ず採用する必要はありません。
編集・再生成・履歴を戻る操作の違いを示した説明図です。実際の生成結果や操作画面ではありません。
読んだときに確認したいのは、視点人物、呼び方、直前の行動がつながっているかです。設定欄を増やす前に、本文に残っている古い記述とMemoryの内容が食い違っていないかも見直してみてください。
原稿を 書き出して 保存する
本文をほかの文書アプリで読みたいときは、Export StoryのAs Plaintextで.txtとして保存できます。再開用のバックアップには、設定や履歴も含む.story形式があります。
.storyを人に渡すと、現在の本文だけでなく、設定やUndo・Retryの履歴も共有されます。 読んでもらう原稿だけを渡したいなら、As Plaintextで本文を書き出し、中身を確認するほうが用途に合います。
書き出す形式ごとに、含まれる内容を整理した説明図です。
公式FAQの保存に関する説明では、サーバー保存の物語はブラウザ内で暗号化されます。ただし、文章を生成するときは、必要な本文がサーバーへ送られます。運営はその生成用データを保存・記録しないと説明していますが、原稿を端末から一切送らずに生成するサービスではありません。
また、パスワードのリセットでサーバー保存の物語を失う場合があります。ブラウザ内だけの保存も、保存データの消去で失われることがあるため、書き出したバックアップは別に残しておきたいところです。
公開・投稿する場合は、作品の権利と投稿先のAI利用ルールも確認してください。初めて使うなら、自分の短い一場面を入力し、続きを選んで直し、本文と再開用データを書き出すところまで試すと、執筆に使いたいかを判断しやすくなります。