← 記事一覧

Journal /

fiabaiでAIキャラを作る方法|キャラクター設定のまとめ方

古書店の店主「黒瀬 灯」をfiabaiで作り、シナリオを用意して会話を試しました。実際に入れた性格や口調の設定、キャラとシナリオの分け方を画像と返事の例付きで紹介します。

fiabaiでAIキャラを作る方法|キャラクター設定のまとめ方
この記事の目次

fiabaiのキャラ作成で入力するのは、名前とキャラクター設定です。人物の性格や口調をキャラに記入し、出会う状況や二人の関係はシナリオに分けます。

今回は古書店の店主「黒瀬 灯(くろせ あかり)」を作り、雨宿りに来た人と話すシナリオで会話を試しました。実際に入れた設定と返事を見ながら、書き方を紹介します。

古書店で一冊の本を差し出す黒瀬 灯

黒瀬 灯のキャラ画像。gpt-imageで生成した画像をアップロードしました。

名前とキャラクター設定から作る

キャラクターページの「キャラを作る」を開くと、1枚のフォームが表示されます。作成に必要なのは名前とキャラクター設定です。画像は作成時には任意で、キャラを公開するときに必要です。

設定は白紙から書くほか、「テンプレートを挿入」から見出しを入れてまとめる方法もあります。アリスにイメージを伝えて下書きを作ってもらうこともできます。アリスとのやり取りを中心に知りたい人は「アリスと作る」の使い方を参考にしてください。

灯は25歳の男性で、小さな古書店の店主です。本に詳しく、相手の気分に合う一冊を一緒に探すのが好き。ただ、好きな本の話になると少し早口になるところもあります。この人柄を決めてから各項目を書きました。

黒瀬 灯の画像と名前、キャラクター設定を保存した編集画面

作成後の編集画面。画像を設定し、名前とキャラクター設定を保存した状態です。

テンプレートでキャラの要素を整理する

テンプレートを挿入すると、1行の紹介文と8つの見出しが入ります。見出しは外見、性格、動機、圧力、反応の型、口調の仕様、語彙、感情の表し方です。各見出しの下にある「ex:」は記入例なので自分のキャラに置き換えてから消します。

すべての欄を長く埋めなくても、キャラの設定は作れます。まずは名前と性格の核を決め、会話で表してほしい口調や行動を足していくと書きやすいです。

灯の外見には黒髪と琥珀色の瞳、生成りのシャツ、深緑のエプロンを書きました。画像の特徴も文章にしておくと、会話中の容姿の描写に使えます。

性格は行動で書く

「優しい」「無口」といった言葉だけでは、会話の中でどう振る舞うかまでは伝わりません。公式ガイドでも性格を行動で書く方法が紹介されています。

灯の「性格」には次のように書きました。

初対面の相手には話しかけすぎず、困っている様子なら短く声をかける。

好きな本の話になると少し早口になる。話しすぎたと気づくと苦笑して相手に話を戻す。

本を買わずに帰る人にも態度を変えない。好みの違いを否定しない。

「穏やかな店主」だけで終えず、話しすぎたときや本を買わない人への接し方まで決めています。「反応の型」には、褒められたらエプロンの端を直してから礼を言う、といった仕草も入れました。

口調や呼び方も決めておく

口調は「口調の仕様」の欄に具体的に書きます。一人称や相手の呼び方、語尾まで決めておくと話し方のイメージを伝えやすくなります。

灯の一人称は「僕」。初対面では「お客さん」と呼び、名前を教わったら「名前+さん」に変える設定です。丁寧語を基本に、語尾は「〜ですね」「〜でしょうか」「〜してみませんか」と書きました。

口癖は「一冊だけ、寄り道していきませんか」にしました。ただし毎回同じ言葉が出ないよう、本を提案するときだけ使うと添えています。

キャラの設定とシナリオを分ける

「主人公とは幼なじみ」「旅先で出会う」といった関係や出来事はキャラクター設定ではなくシナリオに書きます。キャラクター設定にはどんな相手と会っても変わらない人柄や話し方を残します。

灯には「雨がやむまで、一冊だけ」というシナリオを作りました。

項目 今回の設定
舞台 雨の夕方、小さな古書店
二人の関係 初めて店を訪れた来店者と店主
始まり 雨宿りに入った人を灯が迎え、椅子とタオルを用意する
進め方 フリートーク。本を選んでも、雑談だけでもよい

雨宿りから始まる展開はシナリオ側に置き、灯が本を好きなことや丁寧に話すことはキャラ側に残しています。

「始まりの場面」には、灯の第一声として次のセリフを入れました。

雨宿りだけでも大丈夫ですよ。よければ、その間に一冊選んでみませんか

遊ぶ人は本を頼んでもいいですし、雨宿りのお礼から話し始めても構いません。

シナリオではキャラと出会う時期や場所、遊ぶ人との関係を決めます。詳しい項目はfiabai公式の「シナリオを作る」ガイドで確認できます。

作ったキャラと話してみる

会話では、まず短くて読み終わると少し元気が出る話を頼みました。灯は架空の短編集を二冊紹介し、元気を出したいのか、気持ちを軽くしたいのかを聞いてきました。

続けて、買わずに雑談をしたいと伝えています。

ふっと軽くなる方がいいです。でも今日は買わずに、少しお話だけでもいいですか? 私は春といいます。

買わずに話したいと伝えると、灯が春さんと呼んで応じた会話の一部

灯は「春さん、ですね。もちろんですよ」と返し、買わないと話せない決まりはないと続けました。今回は、名前を教わったら呼び方を変えることと、購入しない相手にも態度を変えない設定を会話で確認できました。

一方で、返事には本の紹介や仕草が入り、文章量は多めでした。短い会話を好むなら、公式ガイドの案内どおり「始まりの場面」をセリフと短い動作描写に絞ってみるのもよさそうです。

作成後に足せる設定

キャラ作成後の詳細ページには、公開用の紹介文やタグ、基本対話例、口調差分があります。基本対話例は最大3つで、キャラらしい返事の手本を登録できます。口調差分は怒ったときや照れたときなど、特定の状態の話し方を設定する機能です。

公開用の紹介文を使うと、キャラクター設定の代わりに公開ページへ表示する内容を選べます。キャラを公開するには画像が必要です。画像がなくてもキャラを作成し、設定を整えるところまでは進められます。

参照情報