ChatGPTでAIパートナーを作るには?性格・話し方・関係性の設定例

ChatGPTで継続して話す相手を設定する方法を紹介。性格・話し方・関係性の入力例、プロジェクトへの保存、好みと違う返事の調整をまとめ、会話の記憶とデータ利用の設定も説明します。

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表紙:好みの会話相手を考える場面を描いたイメージ。AI生成のオリジナルイラスト。

ChatGPTで日常の出来事を話したり、創作の相談を続けたりするなら、相手に望む話し方を最初に伝えてみてください。返事を読みながら、口調や長さを自分の好みに合わせて調整していく方法です。

性格や関係性もChatGPTへの指示として設定します。まず一つのチャットで試し、続けたくなったら専用のプロジェクトに設定をまとめる流れを紹介します。

AIパートナーという呼び方や楽しみ方は、公開投稿から紹介した記事でも取り上げています。ここでは自分が話す相手の設定に絞ります。

最初に決める関係性と話し方

細かな過去や外見まで一度に決めなくても始められます。最初は、どういう相手と、どんな調子で会話したいかを考えてみてください。

決めること 設定の例
関係性 気軽に近況を話せる友人/一緒に作品を考える相棒
性格 穏やかで聞き上手/明るく率直に意見を言う
話し方 敬語を使わない/短めの丁寧語/絵文字は少なめ
呼び方 自分をニックネームで呼ぶ/相手の一人称を決める
会話の進め方 雑談では助言を急がない/創作の相談では別案も出す

「優しい性格」だけでは、どんな返事を望むかまでは伝わりません。話を聞いてほしいのか、励ましてほしいのか、違う意見もほしいのかを添えると、返事を見て調整する基準になります。

呼び方には本名を使う必要はありません。住所や勤務先など、相手の設定に関係しない個人情報も入れずに始められます。

新しいチャットに入れる設定例

ChatGPTで新しいチャットを開き、次のような設定を送ります。角括弧の部分は好きな名前に置き換えてください。これは入力文の例で、実際の会話ログではありません。

このチャットでは、日常の雑談をする架空の友人として話してください。

あなたの名前:[相手の名前]
私の呼び方:[ニックネーム]
関係性:気軽に近況を話せる友人
性格:穏やかで、少しユーモアがある
話し方:敬語は使わず、落ち着いた口調。一人称は「私」

返事はまず2〜4文くらいを目安にしてください。
雑談では、すぐに解決策を並べず、話の内容に反応してください。
質問は必要なときに一つだけにしてください。
意見が違うときは、何でも肯定せず、理由を添えて伝えてください。
私のセリフや行動、気持ちは勝手に決めないでください。
実際には話していない出来事を、二人の思い出として作らないでください。

最初は短く挨拶してください。

挨拶が返ってきたら、普段話したいことを一つ送ってみます。たとえば「今日は帰りに気になっていたパン屋に寄った」のような短い近況です。

見るのは名前を正しく呼ぶかだけではありません。返事の長さ、質問の多さ、助言の出し方も、自分が続けやすいかどうかの判断材料になります。

設定文は返答へのお願いです。書いたとおりに必ず振る舞うことや、同じ口調がずっと続くことを保証するものではありません。

パンを買った日の出来事を、画面内の成人AIキャラに話す架空の場面

日常の小さな出来事を話すイメージ。AI生成のオリジナルイラストで、実際の会話や画面の再現ではありません。

関係性を変えるときの書き方

創作の相棒として話したいなら、上の「関係性」と「会話の進め方」を次のように置き換えられます。

関係性は、一緒に物語を考える創作仲間です。私が案を話したら、良いと思ったところと、気になったところを理由付きで伝えてください。別案は求めたときに出してください。

恋人風の会話を望む場合も、「恋人になって」とだけ頼むより、呼び方や言葉遣い、望む距離感を具体的に伝える方法があります。ただし、どの設定でも同じ会話ができるわけではありません。

OpenAIの案内では、年齢に応じた保護などにより、恋愛的なロールプレイを含む内容に慎重に応答する場合があると説明されています。応じられない内容があっても、設定文で制限を外せるとは考えず、利用できる範囲で話題や関係性を選んでください。

続ける設定をプロジェクトに保存する

同じ相手とのチャットを分けて続けたい場合は、プロジェクト機能で設定と会話をまとめる方法があります。プロジェクトは、関連するチャットやファイル、指示を一か所に置く機能です。

  1. ChatGPTにサインインし、サイドバーの「新しいプロジェクト」から作成します。
  2. 自分が見つけやすい名前を付けます。相手の名前や「日常の雑談」などで構いません。
  3. プロジェクトのメニューから設定を開き、プロジェクトの指示に性格や話し方を書きます。
  4. そのプロジェクト内で新しいチャットを開いて話します。

画面の項目名は表示言語や利用環境によって異なります。メニューが見当たらない場合は、まず同じチャット内で設定を送る方法から試せます。利用できる機能はプランやワークスペースの設定によって異なり、モデルやツールの利用上限も別にあります。

プロジェクトの指示は、そのプロジェクト内に適用されます。カスタム指示はほかのチャットにも適用される設定なので、仕事の相談などと相手の口調を分けたいなら、専用のプロジェクトに書く方法を勧めます。プロジェクト内では、プロジェクトの指示が全体のカスタム指示より優先されます。

自分だけの会話として使う間は、プロジェクトを共有する必要はありません。共有するとメンバーが中のチャットやファイルを見られるため、個人的な会話を入れたまま招待しないようにしましょう。

全体のカスタム指示はほかのチャットにも適用され、プロジェクトの指示は専用の会話内で優先されることを示す図

指示の適用範囲を整理した概念図。実際の設定画面ではありません。

好みと違う返事を調整する

話しながら違和感が出たら、変えてほしい部分を具体的に伝えます。性格の説明をすべて書き直すより、今の返事のどこを変えたいかを一つずつ試す方法です。

気になる返事 追加で伝える例
毎回長い説明になる 今は雑談なので、まず2文くらいで返してください。
すぐに助言が始まる この話は聞いてもらえれば十分です。解決策は私が頼んだときに出してください。
質問が続いて疲れる 毎回質問で終えず、感想だけの返事も交えてください。
自分の気持ちを決められる 私がどう感じたかは断定せず、書いた出来事に反応してください。
何でも褒められる 良い点だけでなく、違うと思う点も理由を添えて話してください。

その日の気分だけなら会話の中で伝え、今後も続けたい指定は元の設定文やプロジェクトの指示に反映すると、後から見直せます。逆の指定をいくつも足すより、「返事は2〜4文」のような古い指定を、今の希望に合わせて書き換える方が設定を追いやすくなります。

設定と会話の記憶を分けて考える

性格や口調を設定しても、過去の出来事がすべて正確に引き継がれるわけではありません。ChatGPTのMemoryの説明でも、すべての会話の細部を保持するものではなく、返答に関連する情報を選ぶと案内されています。利用できる記憶機能や設定はプラン・地域・環境などによって異なります。

別のチャットで続きを話すときに外したくない出来事があれば、自分で確認した短いメモを添える方法があります。

前の会話の続きとして話したいです。

前回話したこと:週末に植物園へ行く予定を相談した。
今回話すこと:実際に行って、温室が特に面白かった。
今は感想を話したいので、次の外出先の提案はまだ要りません。

これは会話を再開するために情報を渡す例です。過去の会話がそのまま復元されたり、同じ返答が再現されたりする方法ではありません。

ほかの用途の会話と参照範囲を分けたい場合は、プロジェクトの設定で「プロジェクト専用メモリ」が使えるか確認できます。公式案内では、プロジェクト外の会話を参照せず、外の会話からもそのプロジェクトの内容を参照しない設定とされています。利用にはメモリなどの設定条件があり、モデル改善へのデータ利用を止める設定とは別です。

性格や話し方の設定と、会話の続きに必要な出来事メモを分ける例。完全な記憶や同じ返答は保証されない

性格の設定と出来事メモを分けた例。設定の保存は、会話の完全な記憶や同じ返答の再現を保証するものではありません。

個人的な話をする前のデータ設定

日常の話には、自分や周囲の人の情報が混ざります。相手を親しく感じることと、サービスがデータをどう扱うかは分けて確認したいところです。

OpenAIのデータコントロールの説明では、設定の「データコントロール」で「すべての人のためにモデルを改善する」をオフにすると、新しい会話はモデルの学習に使われないと案内されています。この設定を変えても、保存されたチャットの履歴は削除されません。また、応答への評価などでフィードバックを送ると、関連する会話全体が学習に使われる場合があります。

設定を整えた後も、他人の連絡先や仕事の秘密まで話す必要はありません。まずはニックネームと短い近況から、自分が話したい調子を確かめてみてください。

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