GeminiでAIパートナーを作るには?性格・話し方の設定と会話の続け方

Geminiで相手の性格・話し方を設定する入力例と、スキルへの保存方法を紹介。Gemからの移行予定、自動使用の注意、会話の引き継ぎ、アクティビティの保存とデータ利用の違いも説明します。

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表紙:本の話をする人と、タブレットの中の架空の相手役。AI生成のオリジナルイラストです。

Geminiで日常の雑談や創作の相談を続けたいなら、まず一つのチャットで相手に望む話し方を伝えてみてください。返事を見ながら調整し、続けて使いたい指示を保存する方法があります。

保存先として使えるのが「スキル」です。Googleの移行案内では、個人のGoogleアカウントのGemも2026年11月からスキルに移行する予定とされています。ここでは、個人アカウントでのテキストチャットを中心に紹介します。

話したい相手と会話の調子を決める

相手の設定は、名前や詳しい過去を考え込む前に「何を話したいか」から決められます。日常の話を聞いてほしいのか、一緒に物語を考えたいのかで、望む返し方も変わります。

決めること 日常の雑談の例 創作の相談の例
関係性 気軽に近況を話す架空の友人 物語の案を一緒に考える仲間
性格 落ち着いていて、少しユーモアがある 率直で、別の考え方も出してくれる
話し方 敬語を使わず、返事は短め 丁寧語で、理由を添えて話す
会話の進め方 すぐに解決策を並べない 求めたときに複数の案を出す

「優しくして」だけでなく、「近況を話したときは、まず内容に反応してほしい」のように、返事でしてほしいことを書いておくと見直しやすくなります。本名や住所を設定に入れる必要はありません。

通常のチャットで設定を試す

Geminiで新しいチャットを開き、次のような指示を送ります。角括弧の部分は好みに合わせて置き換えてください。入力文の例であり、実際の会話ログではありません。

このチャットでは、日常の雑談をする架空の友人として話してください。

あなたの名前:[相手の名前]
私の呼び方:[ニックネーム]
性格:落ち着いていて、少しユーモアがある
話し方:敬語を使わない。返事はまず2〜4文くらいを目安にする

近況を話したときは、まず話の内容に反応してください。
助言や解決策は、私が求めたときに出してください。
質問は必要なときに一つだけにしてください。
意見が違うときは、何でも肯定せず、理由を添えて伝えてください。
私のセリフ・行動・気持ちは勝手に決めないでください。
話していない出来事を、二人の思い出として作らないでください。

最初は短く挨拶してください。

挨拶が返ってきたら、「今日は本屋で気になる本を見つけた」のような短い近況を送ってみます。名前の呼び方に加え、返事の長さや質問の多さ、話題の広げ方が自分に合うかを見てください。

返事が長ければ「今は2文くらいで話して」、助言が続くなら「今日は感想を聞いてもらえれば十分」のように、その場で変えてほしいことを伝えます。毎回同じ調整をしている部分は、保存する設定にも反映すると後から確認できます。

指示は返答へのお願いです。同じ口調や性格がずっと再現されること、希望した内容に必ず応じることを保証するものではありません。

読んだ本を手元に置き、ノートパソコンの中の架空の相手役と話す人

本の感想を話す場面を描いた、AI生成のオリジナルイラストです。実際のGeminiの画面や会話の再現ではありません。

続けたい指示をスキルに保存する

スキルは、繰り返し使う指示を保存して、チャットで呼び出すための機能です。作成・利用には18歳以上であること、Geminiへのログイン、「アクティビティの保存」がオンになっていることが必要です。

Google AIの有料サブスクリプションがなくても、チャットでスキルを使えると案内されています。ただし、利用条件を満たさない場合や設定項目が見つからない場合は、通常のチャットに指示を送る方法から始められます。年齢条件を回避する設定は使わないでください。

「アクティビティの保存」は、データの利用にも関わる設定です。指示を保存するためだけにオンにする前に、後述のデータ設定も確認してください。

スキルの作成と呼び出し

パソコンのウェブ版では、次の順に作成します。

  1. サイドバーの「カスタマイズ」を開き、「スキル」を選びます。「カスタマイズ」がない場合は、先に「その他」を開きます。
  2. 「作成」から「手動で作成」を選びます。
  3. スキルの名前、説明、従ってほしい指示を入力します。
  4. 画面上部の「作成」で保存します。

名前の例はchat-with-fictional-friendです。公式の作成ガイドに合わせて、小文字の英字をハイフンで区切っています。これは保存する指示の名前で、相手のキャラ名とは別です。

説明には「架空の友人との日常の雑談で使う。仕事の質問や調査には使わない」のように、使う場面を書きます。指示の欄には、通常チャットで調整した性格・話し方・返事のルールを入れてください。

チャットで使うときは、入力欄に/を入力してスキルを選びます。ショートカットが更新された画面では@を使う案内になっています。項目名や配置が違う場合は、公式ガイドで使っている端末の手順を確認してください。

ほかのチャットでの自動使用

有効なスキルは、Geminiが内容に関連すると判断した場合に自動で使うこともあります。「名前を付けて保存したので、この会話にしか影響しない」とは考えないでください。

相手役の口調を仕事の相談などに持ち込みたくない場合は、スキルの説明に使用場面を絞って書きます。ただし、その説明だけで適用範囲を完全に制御できるわけではありません。自動使用を止めるには、「スキル」ページで対象を開き、「その他」から無効にします。

無効なスキルを使うよう頼むと、再び有効にするか尋ねられます。自動使用を避けたいなら、スキルを使わず、必要なチャットにだけ設定文を貼る方法も選べます。

通常チャットで指示を試し、スキルに保存して呼び出す流れ。18歳以上・ログイン・アクティビティ保存オンの条件と、ほかのチャットで自動使用される場合の注意を示す図

スキルの利用条件と使い方を整理した概念図です。実際の設定画面ではありません。

Gemが表示される場合

Gemの作成手順では、ウェブ版のサイドバーから「Gem」→「Gemを作成」を開き、名前とカスタム指示を入力して保存します。作成したGemを「マイGem」から選んで会話を始めます。プレビューで話しただけでは保存されないので、最後に「保存」を押してください。

個人アカウントでのGemの利用条件は、13歳以上、または住んでいる国で定められた年齢以上です。スキルの18歳以上という条件とは異なります。Gemは現在、Gemini Liveでは使えないと案内されています。

2026年11月からの移行では、Gemはスキルとして自動的に再作成される予定です。対応する知識ファイルも移行対象ですが、すべての機能がそのまま使えるとは限りません。既に使っているGemがある場合は、公式の移行案内で対応機能を確認し、元の設定文も手元に残しておくと見直せます。

会話の続きは設定と分けて残す

性格や話し方を保存することと、前に話した出来事を参照することは別です。スキルを選び直したり、同じGemを開いたりしただけで、すべての会話が正確に引き継がれるとは考えないでください。

個人アカウントで「アクティビティの保存」がオンなら、最近のチャットから前の会話を開けます。よく使うチャットは、サイドパネルのメニューで固定したり、名前を変えたりできます。

別のチャットで続きを話すときは、外したくない出来事を短いメモにして渡す方法があります。たとえば、次のような入力です。

前の会話の続きとして話したいです。

前回:週末に読み始めた小説の話をした。
今回:読み終わったので、結末の感想を話したい。
まだ話していないこと:次に読む本は決めていない。
今日はおすすめの紹介より、私の感想への反応を聞きたい。

これは会話に必要な情報を渡す例です。相手が内容を取り違えたら、自分が確認したメモをもとに直します。AIが作った要約も、そのまま事実として保存せず、話していない出来事が混じっていないか確認してください。

過去のチャットのメモリーは、18歳以上・個人アカウント・「アクティビティの保存」オンなどの条件がある別機能です。公式案内では、GemやGemini Liveの会話では利用できません。設定文の保存を、会話全体の完全な記憶や同じ返答の再現と混同しないようにしましょう。

性格・話し方の設定文、出来事を渡す再開用メモ、過去チャットのメモリーは別のものとして扱う図。メモリーの利用条件と、Gem・Gemini Liveでは利用できないことも示す

設定文の保存と、会話の続きを渡す方法を分けて整理した概念図です。実際の設定画面ではありません。

個人的な話をする前のデータ設定

個人アカウントのデータ設定は、ウェブ版の「設定とヘルプ」→「アクティビティ」、またはGeminiアプリのアクティビティで確認できます。仕事用・学校用のアカウントでは、管理者による設定や別のデータ取り扱いが適用される場合があります。

Googleのプライバシー案内では、「アクティビティの保存」がオンのとき、チャットなどがサービスの改善やAIモデルのトレーニングに使われ、人間が一部をレビューすることがあると説明されています。

オフにすると、以降のチャットはアクティビティに表示されず、フィードバックを送信した場合を除いてAIモデルのトレーニングには使われません。ただし、応答や安全性の確保などのために会話は72時間保存され、保護のための人間によるレビューが行われる場合もあります。「誰も見ない」「何も残らない」という設定ではありません。

また、フィードバックを送ると、付随する会話やアップロード内容などがレビュー・改善に使われます。オフにする前の履歴の削除も別操作です。

選びたい使い方 確認すること
スキルを保存して使う 「アクティビティの保存」オンなどの利用条件と、データ利用に納得できるか
過去のチャットを一覧から開いて続ける 個人アカウントでは「アクティビティの保存」オンが必要
「アクティビティの保存」をオフにして話す スキルは利用条件を満たさなくなる。必要な設定文や再開用メモは手元で管理する

相手役の設定とデータ設定を選んだら、まずは短い近況を一つ話してみてください。設定文に本名・連絡先・仕事の秘密を入れなくても、自分が話しやすい返し方を探せます。

ChatGPTでの設定方法も知りたい場合は、ChatGPTでAIパートナーを作る手順を参照してください。

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