ClaudeでAIパートナーを作るには?性格・話し方の設定と会話の続け方

Claudeで相手の性格・話し方を設定する入力例と、プロジェクトへの保存方法を紹介。全会話への指示との違い、無料メモリーと有料のチャット検索、履歴やシークレットチャット、データ利用設定も説明します。

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表紙:スケッチをしながら、タブレット内の架空の相手役と話す場面。AI生成のオリジナルイラストで、Claudeの実際の画面ではありません。

Claudeで日常の雑談や創作の相談を続けたいときは、まず通常のチャットで、相手に望む性格や話し方を伝えてみてください。返事を見ながら調整し、繰り返し使いたい設定をプロジェクトに保存する方法があります。

この記事では、個人向けのFree・Pro・Maxプランを中心に、テキストで会話する手順を紹介します。Claudeの利用は18歳以上が条件です。

何を話す相手かを決める

日々の出来事を聞いてほしいのか、創作の案を一緒に考えたいのかで、合う返し方は変わります。名前や詳しい過去を決める前に、会話の目的と相手との距離感を考えておくと、設定を直すときの目安になります。

決めること 日常の雑談の例 創作の相談の例
関係性 近況を気軽に話す架空の友人 物語の案を一緒に考える相棒
性格 穏やかで、少し冗談も言う 率直で、違う案も出してくれる
話し方 敬語を使わず、短めに話す 丁寧語で、理由も添える
返事に望むこと すぐ助言せず、まず話に反応する 頼んだときに複数の案を出す

「優しい性格」だけでなく、「疲れたと話したときは、すぐ予定を立てずに話を聞いてほしい」のように、返事でしてほしいことも書いてみます。本名や住所、実在する人の詳しい情報を入れる必要はありません。

通常のチャットで話し方を試す

Claudeで新しいチャットを開き、たとえば次のような設定文を送ります。角括弧の部分は好みに合わせて置き換えてください。これは入力例で、実際の会話ログではありません。

このチャットでは、散歩や趣味の話をする架空の友人として会話してください。

あなたの名前:[相手の名前]
私の呼び方:[ニックネーム]
性格:穏やかで、少し冗談も言う
話し方:敬語を使わず、返事はまず2〜4文くらいを目安にする

近況を話したときは、まず内容に反応してください。
助言や解決策は、私が求めたときに出してください。
質問は必要なときに一つだけにしてください。
意見が違う場合は、何でも肯定せず、理由を添えて伝えてください。
私のセリフ・行動・気持ちは勝手に決めないでください。
まだ話していない出来事を、二人の思い出として作らないでください。

最初は短く挨拶してください。

挨拶の後は、「今日はいつもと違う道を歩いたら、小さな公園を見つけた」のような近況を送ってみます。呼び方が合っているかだけでなく、質問が多すぎないか、会話の調子が自分に合うかを見てください。

返事が長ければ「今は2文くらいで話して」、質問が続くなら「質問で終えず、今の話への感想を返して」と、その場で調整できます。毎回伝えているお願いは、元の設定文にも反映しておくと見直せます。

無料プランにも利用上限があり、送信できる量は需要などによって変わります。制限が表示されたら画面の案内を確認してください。

設定文は返答への指示であり、同じ性格や口調が常に再現されることや、希望する内容に必ず応じることを保証するものではありません。

公園のスケッチを前に、スマートフォン内の架空の相手役へ近況を話す成人女性のイラスト

散歩で見つけたものを話題にするイメージ。AI生成のオリジナルイラストで、Claudeの実際の画面や会話ログではありません。

設定を保存する場所を選ぶ

公式のパーソナライズ案内では、アカウント全体の「Claudeの指示」と、プロジェクト内だけに適用する「プロジェクト指示」が分かれています。

保存先 適用される範囲 入れる内容の例
チャットの最初のメッセージ その会話で伝える指示 まだ調整中の相手の設定
Claudeの指示 Claudeとのすべての会話 普段使う言語や一般的な説明の好み
プロジェクト指示 そのプロジェクト内のチャット 相手の性格・口調・返事のルール

相手役の口調を仕事の質問や調べものに持ち込みたくないなら、プロジェクト指示を保存先にする方法が合います。アカウント全体に「いつもこのキャラとして話す」と書く前に、ほかの会話でも同じ設定を使いたいか考えてください。

「Claudeの指示」は、ウェブ版の左下のイニシャルから「設定」を開いて編集できます。ここには、どの会話でも使いたい指示だけを入れます。

プロジェクトに相手の設定を保存する

プロジェクトの作成ガイドでは、無料アカウントもプロジェクトを利用でき、最大5つまで作成できると案内されています。ウェブ版では次の順に進めます。

  1. サイドバーの「プロジェクト」、またはプロジェクト一覧を開きます。
  2. 「+ 新規プロジェクト」から名前と説明を付けます。
  3. プロジェクト内の「プロジェクト指示を設定」を開きます。
  4. 通常チャットで調整した設定文を入れ、「指示を保存」を押します。
  5. そのプロジェクト内で新しいチャットを始めます。

名前の例は「散歩と趣味の雑談」です。プロジェクトの名前や説明はClaudeが参照する指示ではないため、相手の性格や話し方は「プロジェクト指示」の欄に入れてください。創作上の背景を文書にまとめて使いたい場合は、プロジェクトのナレッジにファイルを追加する方法もあります。

一部のPro・Maxアカウントでは、新しいプロジェクトへの移行が始まっています。上の手順と画面が異なる場合は、公式案内で自分の画面に対応する説明を確認してください。

チャットへの入力・アカウント全体の指示・プロジェクト指示の適用範囲と、メモリーの分離は別設定であることを示す図

指示を残す場所と適用範囲の整理。公式ガイドをもとに作成した説明図で、実際の設定画面ではありません。

会話の続きは設定文と分けて残す

性格や話し方の設定と、「前回どんな話をしたか」は別の情報です。続きを話したいときは前のチャットを開き、新しいチャットに移るなら、今回必要な出来事を短く渡す方法があります。

前の会話の続きとして話したいです。

前回:散歩中に見つけた公園の話をした。
今回:休日にもう一度行き、スケッチをしてみたい。
まだ決めていないこと:行く日と、何を描くか。
今日は道具のおすすめより、描いてみたいものの話をしたい。

これは再開用のメモの例です。相手役の性格はプロジェクト指示に、今回の話題はメッセージに分けると、その日の出来事を毎回設定文に書き足さずに済みます。AIにメモを作ってもらった場合も、話していないことが混じっていないか確認してください。

メモリーと過去チャットの検索

公式のメモリー案内では、Free・Pro・Maxのメモリーは標準でオンとされています。現在の仕組みでは、会話の中で情報をトピックごとに保存し、「これを覚えておいて」と頼むこともできます。

一方、Claudeに過去の会話を探して参照してもらうチャット検索は、有料プラン向けです。無料でメモリーが使えることと、過去チャットの検索が使えることは同じではありません。

メモリーは「設定」→「メモリ」で内容を確認でき、トピックごとに編集・削除できます。相手が出来事を取り違えたら、保存内容や元の会話を確認して直します。設定やメモリーがあっても、会話全体を正確に覚え続けるとは考えないでください。

現在のメモリーでは、プロジェクト内でもアカウント側のメモリーを使う場合があり、プロジェクトで保存した情報を外のチャットから参照する場合もあります。雑談とほかの用途の記憶を分けたいときは、プロジェクトの「メモリ」にある「アカウントメモリを使用」を確認してください。公式案内では、この設定をオフにしてプロジェクトのメモリーを分離する方法が説明されています。

旧画面では「設定」→「機能」にメモリーが表示される場合があります。記憶の作られ方や削除時の扱いも異なるため、その画面では公式ガイドの旧メモリー向けの項目を確認してください。

個人的な話をする前のデータ設定

メモリーを使うか、履歴を残すか、モデルの改善に会話を使わせるかは、それぞれ別の設定です。メモリーをオフにしただけで、モデル改善への利用もオフになるわけではありません。

Free・Pro・Maxでは、「設定」→「プライバシー」の「AIモデルの改善を支援する」で、モデル改善への利用を変更できます。オフにすると、以前のチャットと新しいチャットは今後のモデルトレーニングに使われなくなります。ただし、既に始まった学習や学習済みモデルから取り除かれるわけではありません。

また、データ利用の案内には、安全性レビューの対象になった会話がセーフガード用モデルの学習などに使われる場合も記載されています。「オフなら誰も見ない、何にも使われない」とは考えないでください。

高評価・低評価のボタンからフィードバックを送ると、関連する会話全体などが最大5年間保存され、分析やモデルの学習に使われる場合があります。個人的な内容を含む会話では、送信前に対象を確認してください。

履歴を残すかどうかも選ぶ

シークレットチャットは、履歴に残さず、その会話で既存のメモリーを使ったり、新しいメモリーを保存したりせずに話す方法です。無料を含む各プランで利用でき、プロジェクト外の新しいチャットで右上のゴーストアイコンから始めます。

話し方の選択 履歴 メモリーとの関係
通常のチャット 残る 設定に応じてメモリーを利用・保存する
新規チャットでメモリーをオフ 残る その会話では利用・保存しない。ただし、ほかの会話からの過去チャット検索では見つかる場合がある
シークレットチャット 残らない 既存メモリーを使わず、新しく保存もしない。過去チャット検索にも出ない

会話は残したいがメモリーは使いたくない場合、新しいチャットの「+」メニューで、最初のメッセージを送る前に「メモリ」をオフにします。開始後は切り替えられません。この操作はプロジェクト内のチャットでも使えます。

シークレットチャットはモデル改善には使われませんが、デフォルトで30日間保持されます。法令対応などで保持される場合もあり、無保存の機能ではありません。アカウント全体の指示などにはアクセスできるため、すべての設定が白紙になるわけでもありません。閉じると再度開けず、通常の履歴にも変更できません。

通常のチャットを削除することと、保存済みメモリーを消すことも別です。データ保持の案内では、削除した会話は履歴からすぐ消え、通常は30日以内に保管システムから削除されるとされています。ただし、現在のメモリーでは、会話を削除してもそこから作られた記憶は残るため、不要なトピックはメモリー側でも削除します。

通常チャット・メモリーオフ・シークレットチャットの履歴、記憶、検索、モデル改善への利用の違いを整理した図

個人向けプランの現行メモリーを中心に、会話の残り方を整理した説明図。実際の設定画面ではありません。

まずは、残しても困らない趣味の話を一つ送って、返事の長さや会話の調子を確かめてみてください。合う設定が見えてから保存先を選べば、最初から細かいプロフィールを作り込まずに始められます。

ChatGPTでの設定方法とGeminiでの設定方法も、それぞれの記事で紹介しています。

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