fiabaiの AIパートナーが 正式リリース|お出かけ機能と Geminiキー対応を 紹介
fiabaiのAIパートナー正式版で増えたお出かけとGemini APIキー持ち込み(BYOK)を紹介。水族館の作例で知識・見取り図・場所モードの使い方を見ながら、インク・パス・API料金の違いも整理します。
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この記事の目次
fiabaiのAIパートナー機能が正式リリースされました。11月4日の公式告知では、自分のGemini APIキーで話す機能と、パートナーとのお出かけを楽しめる場所モードが紹介されています。fiabaiパスもパートナーとの会話に対応しました。
いつもの相手と家で話すだけでなく、水族館へ出かけたり、館内のカフェで休んだり。行き先の様子を登録して、同じ場所にいるつもりで会話を続けられます。
今回は記事用の恋人「宮瀬 透」と、架空の水族館へ出かける作例で紹介します。透は29歳で、本の装丁をしている穏やかな男性。相手の「あかり」も架空の人物です。表紙はこの作例に合わせて生成したイラストです。
パートナーと 出かける 場所を 登録する
お出かけの準備は、パートナー一覧の下にある「ロケーション・知識」から始めます。相手を選び、「足す」を押すと登録画面が開きます。
ここで用意するのは、場所の名前、その場所を会話でどう呼ぶか、どんな場所なのかという情報です。透との作例では「二人の部屋」と「星波水族館」を登録しました。
水族館の入力例は次のとおりです。
- 名前:星波水族館
- 呼び名:水族館、星波、ほしなみ水族館
- 内容:海辺にある架空の水族館。クラゲの展示は青い照明で、泳ぐ姿をゆっくり眺められる。あかりはクラゲを見るのを楽しみにしている。
呼び名も入れておくと、毎回正式名称で話しかけなくても、その場所の知識を参照できます。場所の説明だけでなく、二人がそこで何を楽しみにしているかを少し書くと、出かける相談を始めやすいですね。
作例の知識と見取り図。名前・呼び名・内容は自分で入力し、間取りは水族館のサンプルを使っています。
見取り図を 付けると 部屋も 選べる
種類を「場所」にすると、知識に見取り図を付けられます。「サンプルから」には家、カフェ、水族館、映画館などがあり、白紙から描く方法や保存済みのマップを使う方法もあります。
水族館のサンプルには「入口ホール」「クラゲの部屋」「大水槽」「カフェ」などが入っていました。最初から自分で館内を描かなくても、行き先と部屋を用意できます。
「着いたときにいる部屋」も選べます。入口から順に回りたいなら、ここを入口ホールにしておくとよさそうです。ただし会話の内容でも移動先が判定されるため、必ず入口で止まるとは限りません。
知識には「その他」もあります。場所にしない二人の決まりごとなどは、こちらに分けて登録できます。場所モードを使わない会話でも、名前や呼び名が出ると知識を参照する仕組みです。
場所モードで 水族館へ 出かけてみる
会話画面の右上から「会話の設定」を開き、「場所モード」を「使う」にします。上に現れる「今いる場所を決める」から、場所や部屋を選べます。
作例では自宅のリビング・ダイニングを選び、透にこう送りました。
おはよう、透。今日は静かなところで過ごしたいな。約束していた星波水族館へ、今から一緒に行こう。
透からはクラゲの部屋の青い照明や、持っていく荷物の話が返ってきました。場所表示も「星波水族館のクラゲの部屋」へ切り替わっています。
ただ、このときの返事にはまだ自宅の玄関へ向かう描写がありました。文章上の出発・到着と、場所表示がぴったり揃うとは限らないようです。意図と違うときは上の場所表示を押して、今いる場所や部屋を選び直せます。
続けてクラゲの青い光を装丁にも使いたくなるか聞くと、透はこう返しました。
うん、使いたくなるよ。この色は、紙に落とすと少し冷たくなるんだ。でも今日みたいに暗い部屋で見ると、ちゃんと柔らかい。
場所の話から、透の仕事の話へつながりました。そのあと「今から一緒にカフェへ移ろうか」と送ると、返事の後に場所表示が水族館のカフェへ変わりました。
透との実際の会話。上の帯で、今いる場所を確認できます。
パソコンでは会話の横の「見取り図」で部屋を見たり、「顔」に切り替えて相手の画像を見たりできます。地図を眺めて次に行く部屋を決めるのも楽しみ方の一つです。
公式告知では、パートナーから誘われたときに行き先のボタンが出る操作も紹介されています。その場合はボタンを押して移動し、今回は行かないなら「×」で閉じます。自動移動を戻したいときは、移動時に出る「取り消す」も使えます。
会話には インク・パス・ 自分の Geminiキーを 使える
お出かけ機能を使うために、APIキーを作る必要はありません。普段どおりfiabaiのモデルを選んで話せます。会話の費用については、次のように分けると分かりやすいです。
| 話す方法 | テキスト会話の費用 | 確認すること |
|---|---|---|
| fiabaiのインク | 選んだモデルに応じて消費 | モデルごとの追加消費 |
| fiabaiパス | 対象モデルとの会話はインク消費なし | パスの購入と対象モデル |
| 自分のGemini APIキー | fiabaiのインク消費なし | Google側の無料枠・料金・利用上限 |
会話方法の違いを整理した説明図。アプリの料金画面ではありません。
パスがあれば、すべてのモデルでインクが不要になるわけではありません。「いつものモデル」はその相手との会話の既定、「この会話のモデル」は今開いている会話だけの指定です。使いたいモデルがパスの対象か、選択画面で確かめてください。パスやインクの基本はfiabaiの無料枠と料金の記事でも整理しています。
自分の Gemini APIキーで 話すには
キーの登録場所は、パートナー一覧の下にある「自分のキーで話す」です。Google AI Studioで作ったキーを入力し、返事のモデルを選んで「このキーで話す」を押す流れです。
キー設定の未入力画面。APIキーの値は画像や共有する文章に載せないようにしてください。
このように自分のAPIキーを使う方式はBYOK(Bring Your Own Key)と呼ばれます。現在fiabaiが対応しているのはGeminiです。 ClaudeやChatGPTのキー対応は公式告知では今後の予定とされており、今使える機能には含まれません。
キー持ち込みでは、通常のテキスト会話にfiabaiのインクを使いません。ただし、会話中に画像を生成する場合はインクが必要です。キーの暗号化保存と末尾4文字だけの表示については、公式告知で案内されています。
また、インクが不要でもGoogle側のAPI利用まで無条件に無料になるわけではありません。Gemini APIの請求案内で、使うプロジェクトの無料枠、課金設定、上限を確認してください。普段使っているGeminiアプリの定額契約とは別です。
会話の取り扱いもGoogleの規約に従います。無料のAPI利用では入力や出力が製品改善に使われる場合があり、秘密や個人情報を送らないよう案内されています。有料サービスとはデータの扱いが異なり、地域による例外もあります。
Gemini APIの利用規約には18歳以上、プロフェッショナル・ビジネス目的の開発者向けという条件もあるため、Geminiアプリと同じ感覚で登録する前に確認したいところです。
まずは、 いつもの 相手に 行き先を 一つ
お出かけから試すなら、APIキーを用意するより先に、一緒に行きたい場所を一つ登録してみるのがよさそうです。家、喫茶店、水族館など、相手と話したい場面を選べます。行き先だけでなく、そこで相手に何を聞きたいかを考えておくと会話を始めやすいですね。
パートナーをまだ登録していない方は設定と思い出を取り込む手順へ。登録後の編集や書き出しはAIパートナーの設定・思い出の管理方法で紹介しています。
この記事で紹介したサービス
fiabai
シナリオや物語の中で役を持って、AIキャラと会話できるサービスです。