Museとは? Metaの AIエージェントの 使い方・料金・記憶設定
MetaのMuseでできること、名前・話し方・アバターと記憶の設定を紹介。無料枠と有料プランの料金、外部サービス連携の承認、会話データのモデル改善設定も整理します。
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この記事の目次
Museは、Metaが提供する個人向けAIエージェントです。質問に答えるだけでなく、予定を調べたり、資料を作ったり、接続したサービスで作業を進めたりできます。
会話する相手として気になるのは、名前や話し方、アバターを自分好みに変えられるところですね。以前の会話や好みを記憶し、次のやり取りに使う仕組みもあります。
最初は会話のカスタマイズから試すのがおすすめです。メールの送信や買い物まで任せる場合は、料金に加えて、どの情報を共有し、どの操作を許可するかも確認しておきましょう。
表紙はMuse公式サイトの公開トップ画面です。
Museで できる こと
Museは、会話に加えて実際の作業も行うAIです。公式の設計紹介では、専用のコンピューターとブラウザを使い、ウェブサイトの閲覧、フォーム入力、予約や購入まで進める仕組みが説明されています。
たとえば旅行なら、行き先の相談、旅程表の作成、予約の操作はそれぞれ別の頼み方になります。最初は「予算と移動時間に合う候補を調べて、旅程案を作って」と、結果を自分で確認できる作業から頼むとよさそうです。
作成した文書やPDF、表などは「アーティファクト」と呼ばれ、会話やライブラリから扱えます。目標やタスクを設定すると、アプリを閉じたあとも作業を続け、必要に応じて知らせる機能もあります。
会話を 続ける ・話題を 分ける
メインのチャットでは、Museの返事を待たずに続けて質問できます。話題を整理したいときは、別スレッドの「サイドチャット」を作れます。
ただし、サイドチャットは個人情報を切り離すための別アカウントではありません。公式ヘルプでも、メインとサイドチャットの両方を踏まえて応答することが案内されています。
Muse側からの提案が多いと感じたら、先回りの提案を減らしたり、止めたりするよう会話で伝えられます。自分から話しかけたいのか、予定などを知らせてもらいたいのかに合わせて調整できます。
名前・話し方・アバターを 変える
Museには、名前、性格や口調、返答の形式、アバターなどの変更項目があります。カスタマイズの公式ヘルプによると、設定は保存され、スレッドをまたいで引き継がれます。
最初から細かい人物設定を用意する必要はありません。短い返事が好きなのか、丁寧に説明してほしいのか、普段の会話で少しずつ伝えられます。たとえば、こんな依頼文です。
名前はミナにして。落ち着いた口調で、返事は短めにしてほしい。詳しい説明が必要なときはこちらから聞くね。
これは設定を伝えるための例です。返事が長ければ「もう少し短く」、堅ければ「もっとカジュアルに」と調整できます。
公式のアバター作例「Veda」。開発者Mona Sarantakosが自分のMuseに付けた名前と姿です。出典:How We Designed Muse。
名前と見た目を持たせられますが、Museは生活の作業も任せる個人向けエージェントです。恋愛専用のキャラチャットと同じ機能や会話を期待するより、どんな口調で何を手伝ってほしいかを伝えるところから始めるのがよさそうです。
記憶している 内容を 確認する
Museは、会話で伝えた情報や好み、接続したサービスから得た情報などを回答に使います。覚えた内容は会話で更新を頼めるほか、直接確認・編集できます。
データ管理のヘルプでは、アシスタントのアイコンから「Identity」→「Memory」を開き、記憶のファイルを編集・削除する方法が案内されています。名前などの情報は「Identity」、性格や振る舞いに関する情報は「Soul」で扱います。
好みを覚えてもらうことと、会話を一言一句ずっと再現できることは別です。違う情報を覚えていたら、何が違うのかを具体的に伝え、保存内容も確認しておきたいですね。
他のAIアシスタントから書き出したチャットを、設定の「データコントロール」→「メモリーをインポート」で取り込む案内もあります。ただし、以前の相手の人格や会話をそのまま再現する機能とは考えないほうがよいです。履歴には自分以外の人の情報が含まれることもあるので、取り込む内容を先に確認しましょう。
Museの 始め方
入り口は公式サイトと、そこから案内されているアプリです。ウェブでもアプリでもMetaアカウントを使います。アカウントがない場合は、メールアドレスや電話番号などで作成できます。
利用条件は先に確認しておきましょう。Muse利用規約の補足条項では、18歳以上であることが必要です。住んでいる国・地域でそれより高い年齢が求められる場合は、その年齢が条件になります。また、Museとサブスクリプションは提供地域が限定されており、アカウントによってまだ利用できない場合があります。
利用できる場合は、チャットで名前や返事の長さを伝え、個人情報の少ない質問から始めるのがおすすめです。音声で話すボイスモードもありますが、一部の国での提供です。使える場合もマイクの許可や、バックグラウンドで聞き続ける設定を確認してください。
無料枠と 有料プランの 料金
Museは利用上限付きで無料で使えます。無料枠を使い切ったら、枠が更新されるのを待つか、有料プランへ切り替えます。
公式のサブスクリプション案内に掲載されている料金と利用枠は次のとおりです。
| プラン | 掲載されている月額料金 | 利用枠 |
|---|---|---|
| 無料 | 無料 | 上限あり |
| Power | 20米ドル | 毎週5億Museトークン |
| Maximum | 100米ドル | 毎週30億Museトークン |
公式ヘルプに基づく説明図。料金は月額、利用枠は週単位です。
「Museトークン」は利用枠の単位で、表の数字はメッセージの回数ではありません。無料で何通話せるかを、この有料枠から計算することもできません。
特典や利用可否は地域・アカウントで異なり、契約前の画面に表示されます。日本円の請求額をドルから単純換算せず、実際の料金と条件を確認してください。有料プランはキャンセルしない限り毎月自動更新されます。
最初から高いプランを選ぶより、無料で会話や依頼の仕方を確かめ、上限が足りなくなってから検討するほうが判断しやすいと思います。
外部サービスを つなぐ 前に 確認する こと
メールやカレンダーなどとの接続機能は「コネクター」と呼ばれます。接続すると、Museとそのサービスの間で、依頼した作業に関係する情報がやり取りされます。接続先にも独自の規約やプライバシーポリシーがあります。
コネクターの公式ヘルプでは、同じアカウントセンターにあるFacebook、Instagram、Threadsは自動で接続されると説明されています。手動で追加したサービスだけでなく、アカウントセンターも確認しておきましょう。
連携前の確認項目。実際の設定画面ではなく、公式情報を整理した説明図です。
メール送信や 購入の 承認
初期設定では、メール送信などの重要な操作は利用者の承認を求めます。一方、通常の閲覧や許可済みの操作まで、すべて毎回確認されるわけではありません。情報を読むだけにするか、操作も任せるか、承認を求めるタイミングを確認してください。
予約や購入を任せるなら、相手先、日付、人数、金額、キャンセル条件まで自分で確かめたいところです。利用規約でも、Museの操作が必ず意図どおりになることや、開始した操作を取り消せることは保証されていません。
広告への 共有と モデル改善は 別
MetaはMuseのプライバシーポリシーで、会話や仮想マシン内のデータをMetaの広告システムと共有しないと説明しています。
ただし、それは会話がAIモデルの改善にも使われないという意味ではありません。モデル改善への利用は初期設定でオンです。利用を望まない場合は、次の設定を変更します。
- 「設定」→「データコントロール」を開く。
- 「AIモデルの改善にご協力ください」をオフにする。
- 「オフにする」を選んで確定する。
公式ヘルプでは、この変更は過去のやり取りにも適用されると案内されています。モデル改善への利用を止める設定であって、会話や記憶を削除する操作ではありません。
また、コネクターの接続解除は、その後のデータ交換を止める操作です。取得済みの情報が記憶や会話履歴から消えるとは限りません。メッセージを削除したあとも学んだ情報が残る場合があるため、必要に応じて記憶を確認・編集したり、Museに特定の話題を忘れるよう頼んだりします。
Muse全体のリセットは、チャット履歴・ファイル・進行中のタスクなどを削除する別の操作で、元には戻せません。口調を変えたいだけなら、全体をリセットせず、会話や性格設定の修正から試してください。
最初は 会話の 好みから 伝えてみる
Museを知る最初の一歩なら、名前や返事の長さを決め、週末の過ごし方など個人情報の少ない相談をしてみるとよさそうです。自分に合う話し方か、提案の量はちょうどよいかを見ながら調整できます。
その先で予定や買い物を任せたくなったら、必要なサービスだけをつなぎ、承認する範囲を決める。会話の設定と作業の権限を分けて考えると、何をMuseに任せたいのか決めやすくなります。