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創作キャラの口調が決まらないときに|短い会話からセリフを考える

創作キャラの一人称や語尾は決めたけれど、具体的なセリフに迷うときに。場面や相手との距離から言い方を比べる方法と、自作キャラとのAIチャットを創作のヒントにする方法を紹介します。

創作キャラの口調が決まらないときに|短い会話からセリフを考える
この記事の目次

創作キャラの話し方は、一人称や語尾だけでなく、何に反応するか、どこまで自分の気持ちを言うかでも変わります。同じ丁寧語のキャラでも、相手を気遣って質問する人と、必要なことだけを短く伝える人では、会話の印象が違います。

小説や漫画のセリフを考えるときは、長い設定を増やす前に、一つの場面でどう返すかを書いてみる方法があります。自分で両方のセリフを考えてもよいですし、AIキャラチャットに設定を入れて、返ってきた言葉を読みながら考える方法もあります。

ここでは自分のオリジナルキャラの話し方を短いやり取りから考える方法を紹介します。

一つの場面で言い方を比べる

まずは相手と何を話しているかを決めてみてください。生い立ちから順に埋めるより、今書きたい場面に絞ってセリフを考えるのもよさそうです。

たとえば、待ち合わせに遅れた友人を迎える場面。「怒ってはいないけれど、心配していた」と決めた場合のセリフ案です。

「来てくれてよかった。何かあった?」

「……遅い。連絡くらいしてよ」

どちらも心配していた人の言葉として書けますが、気持ちの伝え方が違います。安心を先に伝えるのか、不満の形で心配を見せるのか。このキャラに近いと思う方を選び、言葉を直してみます。

「無口だから短いセリフにする」だけでなく、短い言葉で何を伝えたい人なのかまで考えると、次のひと言も書きやすくなりそうです。

相手との距離で話し方を変える

同じキャラでも、初対面の人、気心の知れた友人、苦手な相手には違う話し方をするかもしれません。いつも同じ語尾を使うことと、その人らしいことは分けて考えられます。

迷ったら、今の場面で話す相手との関係も一行で添えてみてください。「長い付き合いの友人だが、心配していたとは素直に言えない」のようにすると、なぜ遠回しな言い方をするのかを考えられます。

逆に、誰にでも丁寧語を使うキャラなら、言葉遣いは変えず、質問の多さや話す内容で親しさを表す案もあります。親しい人には自分の失敗を話すけれど、初対面では相手の話を聞く、といった違いです。

口癖をすべてのセリフに入れるより、どんなときにその言葉が出るかを決めておく方が、場面に合わせて書き分けられそうです。

言葉に動作を添える

セリフだけではしっくりこないときは、言葉の前後に動作を一つ添えてみます。

先ほどの待ち合わせなら、言葉では不満を言いながら、相手のために取っておいた席を示す。あるいは笑って迎えてから、握っていたスマホをしまう。そう書くと、口にした言葉以外でも気持ちを表せます。

動作を足すたびに長く説明する必要はありません。心配していたことをセリフと地の文の両方で言い直していたら、どちらかを残すだけでも伝わるか読んでみてください。

ここまでのやり取りは、自分で書くだけでも試せます。相手から思いがけない返事が来たとき、このキャラならどう続けるかを考えたい場合には、AIキャラチャットも選択肢になります。

AIキャラチャットで返事を試す

AIキャラチャットは、人物の設定に沿ってAIが返事を書くサービスです。自作キャラを登録できるサービスなら、自分が話しかける側になって、そのキャラとの会話を試せます。

たとえば日本語で使えるfiabaiでは、キャラの名前と設定を書き、会話する場面をシナリオとして用意できます。性格や口調はキャラに、話す相手との関係や出会う状況はシナリオに分けます。

公式のキャラ作成ガイドでは、性格を行動で書くことや、一人称・語尾・口癖を具体的にする方法が案内されています。キャラ作成後には、自分で書いたセリフを「基本対話例」として登録することもできます。相手の発言とキャラの回答を組にした、話し方の手本です。

試すときは、壮大な物語を一度に作るより、口調を考えていた一場面から始めてもよいと思います。キャラを登録する手順や設定のまとめ方は、fiabaiでAIキャラを作る方法で紹介しています。

作りかけのキャラをほかの利用者に見せたくない場合は、キャラを公開せず、シナリオも「非公開」にして使えます。「限定公開」はURLを知る人が遊べる状態なので、非公開とは違います。また、公開シナリオや公開物語に登場させると、キャラの公開スイッチがオフでもキャラページが公開されます。範囲を変える前に公開ガイドを確認してください。

なお、会話の返事をAIに生成させるとインクを消費します。再生成にも必要で、選ぶモデルや推論の設定によって消費量が変わります。試す前に会話設定の表示とインクのガイドを確認できます。

そのキャラらしい言葉を選び直す

AIの返事を読んで「こういう言い方もありそう」と思うことも、「このキャラはそんなことを言わない」と思うこともあるかもしれません。設定を入れたからといって、思い描いた人物の話し方になるとは限りません。

違うと感じたときは、すぐに設定を増やす前に、どこが違ったかを言葉にしてみてください。語尾が違うのか、初対面なのに距離が近すぎるのか、褒められたときの反応が素直すぎるのか。直したいところを分けると、自分でセリフを書き直すときの手がかりにもなります。

面白い返事が出ても、元のキャラに合わなければ採用しなくて構いません。会話に出てきた新しい過去や約束も、そのまま設定に加える必要はありません。

気に入ったひと言は手元の創作メモに残し、必要なら自分の言葉に直してみてください。「心配していても、すぐには言わない」のように、そのセリフを選んだ理由も添えておくと、別の場面を書くときにも参考にできそうです。

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