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ひとりで物語に参加したいときに|ソロTRPGとAIロールプレイの違い

ひとりで冒険や物語への参加を楽しむソロTRPGとAIロールプレイ。出来事の決め方や会話の進め方の違いを、ローグライクハーフとfiabaiの物語「空賊船に拾われた」を例に紹介します。

ひとりで物語に参加したいときに|ソロTRPGとAIロールプレイの違い
この記事の目次

ひとりで冒険の主人公になって遊ぶ方法には、ソロTRPGやAIロールプレイがあります。ダイスを振って危険な場所を進む遊びもあれば、登場人物に自分の言葉で話しかけ、その返事を読みながら行動を決める遊びもあります。

どちらも物語に参加できますが、出来事の決め方や、会話の続きを誰が書くかに違いがあります。ここではソロTRPGの遊び方の例と、AIが仲間のセリフや場面の描写を書くfiabaiの「物語」を紹介します。

ソロTRPGのルールと想像する楽しさ

ソロTRPGは、ひとりで遊ぶTRPGの呼び方です。進め方は作品によって違い、選択肢と段落番号をたどるゲームブック形式や、判定表を使う形式などがあります。TRPG用語辞典の「ソロシナリオ」でも、こうした例が紹介されています。

具体的な作品には、FT書房の『ローグライクハーフ』があります。公式紹介によると、ひとりで遊ぶ場合は従者を連れ、地下迷宮や荒野を冒険します。2個の6面ダイスで出来事を決める「d66形式」のシナリオがあり、一部には固定の出来事も用意されています。

ルールや表から出た結果を受けて進むので、自分で次の出来事をすべて考える必要はありません。思いどおりにはならない結果を、自分のキャラの冒険として想像する楽しさがあります。何を準備するか、どこで判定するかも作品のルールに従うので、まずは気になった作品の公式案内を読むとよいです。

ソロTRPGにも自由に行動を考えたり、出来事を文章にしたりする遊び方があります。「ソロTRPGは選択肢だけ、AIなら自由」という分け方ではありません。

AIロールプレイは行動を文章で伝える

AIロールプレイでは、自分が何を言うか、何をするかを文章で送り、AIが書く相手の返事や場面の続きを読みます。用意された選択肢を選ぶだけでなく、聞きたいことや試したい行動を自分の言葉で伝えられます。

たとえば、日本語で遊べるfiabaiの「物語」では、ナレーターが場面を描写し、複数のキャラのセリフを書きます。自分はその世界に参加する人物として、会話や行動を送ります。ひとりで仲間全員のセリフを書く必要はありません。

ただし、特定のTRPGのルールをそのまま遊べるという意味ではありません。そのTRPGの判定や戦闘を正確に進めたい場合は、作品のルールと、それに合う遊び方を選んでください。AIとの会話では、設定と違う描写や、前の話とかみ合わない返事が出ることもあります。

空賊船の仲間と五日間を過ごす

fiabaiの物語には、夜行バスさんの「空賊船に拾われた」があります。

夕空を進む空賊船で手を差し伸べる船長と、甲板長・航海士の3人

「空賊船に拾われた」/夜行バスさん。画像は作品の公開ページより。

舞台は雲海の上を飛空船が行き交う世界です。墜ちかけた飛行艇から空賊船に救助され、物語の中の五日間で次の自由港を目指します。乗せてもらう代わりに、船の仕事を手伝います。

作品紹介には、甲板で帆の綱を引く、見張り台で雲を読む、機関室で浮遊石の番をするといった持ち場が挙がっています。誰と組んで働くかも自分で決める遊び方です。

船には、短い言葉で号令をかける船長のロザリンデ、軽口を叩きながら怖がる相手の手を引く甲板長のジャック、風の話になると早口になる航海士のルルがいます。同じ船の仕事でも、誰と過ごしたいかで選んでみるのもよさそうですね。

自分の行動を伝えるときの入力例です。

ジャックに綱の結び方を教わりたい。高い場所はまだ怖いので、甲板でできる仕事から頼んでみる。

何をしたいかと、相手に伝えたい気持ちを一緒に書いています。返ってくる会話を読みながら、次に何を話すかを考えられます。

参加する人物の設定を一から作らなくても、作品には「墜ちた郵便艇の操縦士」「身分を隠した徴税官見習い」「浮遊石職人の跡取り」の3つが用意されています。最初は気になる役を選ぶところから始められます。

ダイス対応の物語で遊ぶ

「空賊船に拾われた」はダイス対応の物語です。作者の紹介では、帆を張る、斬り合う、壊れた物を直す場面で成否を判定すると説明されています。行動を文章で伝えることに加えて、うまくいくかどうかをダイスに任せる遊び方です。

fiabaiのダイスガイドでは、判定結果を受けてナレーターが続きを描写する仕組みが案内されています。画面のダイスボタンから振るほか、判定を求められたときに振る方法もあります。出目が気に入らなくても振り直すことはできません。

ダイスはすべての会話で使えるわけではなく、対応する「物語」の機能です。別の作品を探すときは、探索一覧の「ダイス」バッジを目印にしてください。ダイスの種類や判定の内容は作品によって違います。

また、ダイスを振る操作自体はインクを消費しませんが、その結果を受けたAIの応答生成にはインクを使います。始める前にインクの仕組みも確認しておくとよいです。

遊んでみたい場面から選ぶ

ルールを読み、判定や出来事の表を使って冒険を進めたいなら、ソロTRPGの作品を探してみてください。『ローグライクハーフ』はFT書房の公式ページから基本ルールやシナリオの案内を読めます。

仲間に自分の言葉で話しかけ、相手の返事を読んで次の行動を考えたいなら、AIの物語も試せます。「空賊船に拾われた」の作品ページで登場人物と役柄を見て、誰と何をしてみたいかを選んでみてください。遊ぶにはfiabaiへの登録・ログインが必要です。参加の流れは公式の物語ガイドにまとまっています。

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