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ミステリーの登場人物になってみる|AIとの会話で事件を追う遊び方

ミステリーの登場人物に、自分の言葉で話しかけてみる。fiabaiの「その絵はもう偽物だよ」を例に、質問と調査行動の書き方、手がかりと推測の整理、会話が食い違ったときの確かめ方を紹介します。

ミステリーの登場人物になってみる|AIとの会話で事件を追う遊び方
この記事の目次

ミステリーを読むときは、登場人物の言葉や行動を手がかりに、何があったのかを考えます。AIロールプレイでは、自分もその場にいる人物として、気になったことを質問したり、調べたい場所を伝えたりする遊び方ができます。

AIが相手の返事や場面の続きを書くので、こちらは誰と話すか、何を確かめるかを選びます。ここではfiabaiのミステリー作品を例に、事件を追う会話の始め方を紹介します。

怪盗と刑事と一緒に絵を探す

fiabaiの「その絵はもう偽物だよ」は、ink_and_mothさんが公開している物語です。

月夜の港町の屋根で向き合う、白い衣装の怪盗とトレンチコートの刑事

「その絵はもう偽物だよ」/ink_and_mothさん。画像は作品の公開ページより。

舞台は港町の美術館です。怪盗から絵を盗むという予告が届きますが、予告された日を待たずに、展示されている『藍の埠頭』はすでに偽物になっていました。予告の夜が明けるまでに本物を見つけるため、怪盗と警部補が三日間だけ休戦します。

怪盗のノエル・シャルトランは軽口で話をはぐらかす一方、絵の前では口数が減る人です。警部補の久我 総一郎は怒鳴らず、話の食い違いを一つずつ問いにして返す人として紹介されています。同じ絵を探す二人でも、誰についていきたいかで迷いそうですね。

作品紹介には、収蔵庫や修復の台帳、画廊、倉庫街を調べ、どちらと組んで動くかを自分で決める遊び方が書かれています。自分の役柄は作者が用意した学芸員・画廊の娘・絵画修復士から選ぶこともできます。

相手が知っていることを聞く

最初から犯人を名指しするより、相手がどこを気にしているのかを聞くと、次に調べたいことを考えやすくなります。

この作品では久我が修復の記録のずれに気づいたことが公開紹介に書かれています。そこから話しかける入力例です。

「久我さん、修復の記録のどこが気になったんですか。記録を見ながら教えてください」

一度に事件のすべてを尋ねず、気になった記録に話を絞っています。返事に別の人物や場所が出てきたら、それを次の質問にできます。

同じ出来事でも、誰に尋ねるかは自分で選べます。久我に記録について聞いてから、ノエルには絵にこだわる理由を聞く。二人の話を比べるだけでなく、どちらの考え方に共感するかを考えるのも、この設定で遊ぶ楽しみ方になりそうです。

自分で調べる行動を書く

会話の続きを考えるときは、セリフだけでなく、何を見たいか、何を確かめたいかも文章にできます。fiabaiの会話ガイドでも、セリフと動作の書き分けが案内されています。

修復の台帳を自分でも確かめたいときの入力例です。

修復の台帳を開き、日付と担当者の欄を順に見ていく。久我が気にしている箇所で手を止め、前後の記録と比べたい。

ここでは調べたい対象と行動を書いています。「台帳から犯人の名前を見つける」と結果まで決めると、調査するより、自分で場面の答えを書く遊び方に近くなります。何が見つかるかを返事で知りたいなら、行動まで伝えて続きを待ってみてください。

「その絵はもう偽物だよ」はダイスにも対応しています。作者の紹介では、鑑定や潜入の判定によって見つかるものが変わると案内されています。細かな操作は公式のダイスガイドで確認できます。

聞いた話と自分の推測を分ける

会話が進んだら、気になったことを手元のメモに残してみてください。すべての文章を写すより、次に何を聞くかを決められる程度でよいと思います。

  • 誰が何を話したか
  • 調べた場面で何が描写されたか
  • そこから自分が何を疑っているか

相手が語ったことと、自分で調べた場面の描写は分けて残しておくと、あとで話を比べられます。さらに、そこから思いついた推測も別にします。

たとえば「記録の担当者が怪しい」と思った場合も、確定した情報と混ぜず、自分の疑いとして残しておきます。そこから、次に担当者のことを誰に聞くか、ほかの記録も見るかを考えます。

このメモは自分で読み返すためのものです。手元に書いた内容が、そのままAIに伝わるわけではありません。前の話を踏まえて質問したいときは、該当する発言や出来事も短く添えます。

話が食い違ったときの確かめ方

AIとの会話では、前の発言と合わない返事が出ることもあります。登場人物が嘘をついているのか、別の出来事の話なのか、それともAIが取り違えたのかは、食い違いだけでは決められません。

気になったら、前に何と聞いたかを添えて尋ねてみてください。時刻が違って聞こえた場合の入力例です。

「さっきの説明とは時刻が違うように聞こえました。同じ日の、同じ出来事の話をしていますか?」

それでも話が整理できないときは、その矛盾を無理に伏線や証拠にしなくて構いません。AIが書く物語は、証言や手がかりが最後まで矛盾なく保たれ、一つの真相に結びつくとは限りません。

用意された手がかりから解答を導く謎解きと、登場人物との会話で調査の場面を作っていく遊びは、期待することを分けて選ぶとよいです。

誰と事件を追うかを選ぶ

「その絵はもう偽物だよ」の作品ページでは、登場人物や参加できる役柄を読めます。まずは二人のうち、誰に何を聞いてみたいかを考えるところから始められます。

遊ぶにはfiabaiへの登録・ログインが必要です。参加する人物を選ぶ流れは公式の物語ガイドにまとまっています。会話の返事をAIに生成させるとインクを消費するので、始める前にインクの仕組みも確認してください。

最初のひと言は事件を解決する名推理でなくてもよいと思います。気になる記録を見せてもらったり、一緒に調べたいと頼んだり、自分の役柄としてしてみたいことから伝えてみてください。

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