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創作キャラの設定が決まらないときの質問集|性格・過去・関係性を考える
創作キャラの性格・過去・関係性が決まらないときに使える質問集。詰まったところから質問を選び、答えを短い設定文にまとめる方法を、映画サークルの青年の例とコピー用メモで紹介します。
この記事の目次
創作キャラの性格を具体的にしたいときは、その人が何を選ぶかを考える方法があります。たとえば「几帳面で優しい人」なら、自分の予定と誰かの頼み事が重なったとき、どちらを優先するのか。その理由まで書き添えてみます。
この記事では、小説・漫画・イラストなどのオリキャラを考えるための質問を、決めたい内容ごとにまとめました。名前や外見など、すでに好きな設定がある人は、それを残したまま使えます。
| 決めたいこと | 読むところ |
|---|---|
| 性格はあるのに行動が浮かばない | 性格から行動を考える |
| 過去の設定が今につながらない | 過去と今のつながり |
| 幼なじみ・相棒などの関係を詳しくしたい | 二人の関係を具体化する |
| 似たキャラばかりになる | 同じ場面での選び方を比べる |
すべての質問に答える必要はありません。今書きたい場面に関係するものを一つ選び、迷った答えは候補のまま残してみてください。最後に、コピーして使える設定メモも用意しています。
性格から行動を考える
「優しい」「慎重」「負けず嫌い」と決めた後は、その性格が出そうな場面を一つ置いてみます。
- 自分の用事と、誰かからの頼み事が重なったら、どちらから手を付ける?
- 手伝いを断られたら、別の方法を探す? 相手に任せる? それとも別の反応をする?
- 引き受けられないと分かったとき、すぐ相手に伝える? できる方法を探してから話す?
- 同じことを頼まれても、引き受ける相手と断る相手はいる? 何が違う?
例として、大学の映画サークルで上映会を準備する青年を考えます。この記事用の架空のキャラで、最初に決めているのは「几帳面だが、仲間の頼みを断れない」というところまでです。
表紙と上の人物イラストは、この記事の架空のキャラを描いたAI生成画像です。
準備中に友人から追加の仕事を頼まれた場面なら、「自分の作業を止めて引き受ける」という答えが考えられます。引き受ける理由も考えてみます。
友人を困らせたくないのか、自分でやる方が確実だと思うのか、頼られるのがうれしいのか。しっくりくる理由を選ぶと、同じ行動でも人物像が変わります。
今回は「友人を困らせたくなくて、作業量を確かめる前に引き受ける」を採用してみます。これなら、引き受けた後で予定表を見直し、一人で困っている姿まで考えられますね。
過去と今のつながり
過去の出来事が決まっている場合は、それが今の生活に残っているかを考えてみてください。
- 昔の経験から、今も出掛ける前や人に任せる前に確かめることはある?
- 以前と似た状況になったら、同じ方法を選ぶ? 今なら変えたいところはある?
- 誰かから教わったことを、今も続けている? 続ける理由は当時と同じ?
先ほどの青年なら、「初めて担当した上映会で、先輩と一緒に確認表を作って助かった」という過去を候補にできます。そこから「準備の前に確認表を作る習慣がある」とつなげる案です。
過去を大きな失敗や不幸にする必要はありません。うまくいった経験や、誰かと続けてきた小さな習慣でも考えられます。
反対に、今の行動から過去を考えても構いません。ただし、同じ経験をした人が必ず同じ性格になるわけではないので、このキャラがその経験をどう受け止めたかも添えてみてください。
二人の関係を具体化する
関係性が「幼なじみ」「相棒」「ライバル」まで決まったら、二人の間で実際に起こりそうなやり取りを考えます。
- その相手には、どんな用事を安心して任せられる? 任せたくないこともある?
- 頼み事を断ったら、相手はどう反応するとこのキャラは思っている? 実際の反応とは違う?
- 二人で続けていたことを片方がやめたいと言ったら、もう片方は何を確かめたい?
映画サークルの青年についても、本人が「断ると友人が困る」と思っていることと、友人が本当に断られたらどうするかは分けて考えられます。
たとえば友人は、手が空いていれば頼みたかっただけで、断られても別の人を探すつもりかもしれません。この案なら、青年が抱え込んでいることを友人が知らないまま、準備が進む場面を作れます。
一方で、友人も青年の断れないところを知っているなら、頼み方や声を掛けるタイミングも変わりそうです。どちらの関係を書きたいかで、相手側の設定も選んでみてください。
同じ場面での選び方を比べる
似たキャラが続くときは、同じ出来事を置いて、それぞれの次の行動を比べる方法があります。
- 同じ目標を目指す二人が、別の方法を選ぶとしたら、それぞれ何を優先する?
- 同じ失敗をした後、すぐにやり直す人と、原因を調べてから動く人では、周囲との関わり方がどう違う?
たとえば上映会の直前に、機材が足りないと分かった場面。どちらも上映会を成功させたい、几帳面なキャラだとして考えます。
| 選び方の案 | 最初の行動 | その理由 |
|---|---|---|
| 自分で確かめたい | 一人で別の部屋へ探しに行く | 人に説明するより、自分で現物を確かめたい |
| 分担して進めたい | 仲間に状況を伝え、探す場所を分ける | 準備の時間を残し、必要な機材を早くそろえたい |
前の節で考えた青年なら、まず一人で動く案が近いかもしれません。別のキャラには、早い段階で仲間を頼る案を使うこともできます。
この違いは、どちらが優れているかを決めるためのものではありません。探しに行った先で何に気付くか、相談した仲間とどんな話をするかなど、その後に書きたい場面から選ぶこともできます。
答えを設定メモにまとめる
質問に答えたら、気に入ったものを短い設定文へまとめてみます。青年の例なら、今回採用した内容は次のように書けます。
大学の映画サークルで上映会を準備している。几帳面で、自分の作業は予定を立てて進める。仲間から頼まれると、困らせたくなくて作業量を確かめる前に引き受けてしまう。後から予定を組み直すが、自分から助けを求めるかはまだ決めていない。
過去や友人側の気持ちは、ここまでに挙げた案をすべて採用したわけではありません。決めたことと、まだ迷っていることを分けて残すと、後で違う展開を試すときにも見直せます。
以下は、自分の創作メモへコピーして使えるひな形です。答えだけでなく、そうする理由も書き込めます。
【すでに決まっていること】
【考えたい場面・答える質問】
【このキャラならどうする?】
【そうする理由】
【設定に採用すること】
【まだ迷っていること・別の案】
メモができたら、書きたかった場面でそのキャラを動かしてみてください。うまく合わない部分は、行動か理由を選び直して構いません。新しい答えを考えるたびに、すべてを設定へ足す必要もありません。
選んだ行動をセリフにしたいときは、創作キャラの口調を短い会話から考える方法も参考にできます。こちらでは、同じ気持ちをどう言葉にするか、相手との距離で話し方をどう変えるかを紹介しています。